『ドラえもん』「身体から異音!」「完全に機能停止」親友が壊れる? ちょっと怖いドラえもんの故障エピソード3選の画像
てんとう虫コミックス・アニメ版『映画ドラえもん のび太と雲の王国』(小学館)

 藤子・F・不二雄氏の『ドラえもん』は1969年に雑誌連載が始まり、1973年からアニメが放映された国民的人気作品。3月3日から公開となった最新映画『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』は26日に興行収入25億円を記録し、今なお幅広い層のファンを獲得し続けている。

 ドラえもんが取り出す便利なひみつ道具は夢を与えてくれるものばかりだが、忘れがちなのはそもそもドラえもんは22世紀からやってきたネコ型ロボットであること。つまり、故障することもある。ドラえもんにはちゃんとした人格があるので、故障すると「友だちが壊れる」というちょっと怖い状態になってしまうのだ。

 そこで今回は、ドラえもんが故障するエピソードを3つ集めてみた。当然ながら最終的には治っているが、なかなか衝撃的なものも多いのでぜひご覧いただきたい。

■健康診断をサボって故障?異音を鳴らすドラえもん

 最初に紹介するのは、てんとう虫コミックス45巻「ドラえもんが重病に?」のエピソード。「ひみつ道具を貸す・貸さない」といつもの口論を繰り広げるドラえもんとのび太のシーンから始まるが、口論中に突然ドラえもんがぐったりしてしまい、未来からドラえもんの妹・ドラミちゃんが現れる。

 ドラミちゃんによると、ロボットは一年に一度工場で健康診断を受けないといけないそうだが、ドラえもんはそれをすっかりサボってしまい、それが原因で体に不調が起きていたのだとか。その後のシーンでは、会話中に「ガーガー」という異音が発生したり、ドラえもん一人で寝ているときも身体から「ギリギリ」「ガクガク」といった異音が鳴り響いたりする。

 物語は病気を心配するのび太がドラえもんのために奮闘するという、ほっこりしてしまうエピソードだが、アニメ版ではドラえもんの目にプログラミング言語のような意味不明の文字列が表示されるといった演出もあり、こちらはちょっぴり怖いシーンだった。

  1. 1
  2. 2