■バラエティーやドラマなどでも活躍するアイドル声優の代表格

 2023年1月26日より日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』の人気企画「ゴチになります」にて、声優・宮野真守がレギュラーメンバー入りを果たし大きな話題となった。前週でシルエット登場した際には「マモ(宮野の愛称)にしか見えない」とツイッターで話題になるほど、声優ファンにとっておなじみの存在。

 宮野といえば『文豪ストレイドッグ』の太宰治や『鬼滅の刃』では上弦の弐・童磨など、さまざまな話題作のメインキャラを担当する人気声優だ。そんな彼は2022年にTBSドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』で弁護士役を、同年10月の火曜ドラマ『君の花になる』ではマネージャー役を、2023年1月のフジテレビ系月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』で検察官役として出演。声優として不動の人気を誇る宮野だが、子役時代から『劇団ひまわり』に所属し、現在も同所で歌手やミュージカル俳優としても活躍しているのだ。

 NHKのバラエティ番組『ワルイコあつまれ』に『ONE PIECE』ルフィ役の田中真弓が出演した際、「私たちの世代の人はみんな俳優になりたいと思っていたけど、“気がついたら声優だった”っていう人がほとんど」とこれまでの道のりを明かす場面があったが、過去作をふり返ってみると、俳優を生業としていた声優は多い。

『アンパンマン』や『きかんしゃトーマス』を演じた戸田恵子、『ベルサイユのばら』でアンドレ・グランデイエの志垣太郎さん、『あしたのジョー』では矢吹丈のあおい輝彦と丹下段平の藤岡重慶さんは俳優としてもドラマや時代劇などで活躍している。

 俳優として培った技術と経験によって、アニメキャラに命が吹き込まれる。私たちファンはキャラクターを通して俳優たちの声を使った「演技」を楽しんでいるのは間違いないだろう。

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