『ドラゴンボール』亀仙人やベジータも口をあんぐり…師匠たちが驚いた“子どもたちの急激な成長シーン”の画像
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 鳥山明氏による大人気漫画の『ドラゴンボール』では、要所要所で主人公である孫悟空の急激な成長が描かれている。戦闘民族サイヤ人の血がなせるものなのかもしれないが、あまりの成長ぶりに、みな度肝を抜かれ、その掛け合いも面白かったりする。さて、そんな『ドラゴンボール』で師匠たちもビックリした、子どもたちの成長シーンを振り返ってみよう。

■亀仙人もあんぐり…! 巨大な岩を動かした悟空とクリリン

 孫悟空の強さを語るうえで欠かせないキャラなのが、亀仙人だろう。普段はどうしようもないスケベジジイなのだが、「武天老師」と称されるほど最強の武道家なのは言うまでもない。

 悟空はクリリンとともに亀仙人のもとで修業に励むようになるのだが、ヘリコプターで移動するような距離の牛乳配達、畑を素手で耕し、工事現場の肉体労働、サメから逃げる水泳、縛られた状態でハチから逃げる……など、とんでもない修行をさせられる。しかも、なんと重さ20キロの亀の甲羅を背負ってだ。

 しかし、悟空とクリリンはこのつらい修行を強くなりたい一心でやり遂げていく。悟空にいたってはクリリンよりも一歩リードしており、巨大な岩を甲羅を背負ったままで動かしていた。できるはずもないだろうとタカをくくっていた亀仙人は、サングラスから目が飛び出るほど驚き、口を開けてあんぐりしていたな。

 でも、最初にやった“ピチピチギャルのナンパ”(修行と言えるのか……)と、“亀マークの石を30分以内に探す”という修行は、まず無理なような気がするぞ。

■最初の天下一武道会で亀仙人を相手に善戦した悟空

 次は、亀仙人による厳しい修行をクリアして、悟空とクリリンが腕試しに参加した天下一武道会でのシーンだ。

 予選から快進撃を続けていき、見事本選進出を果たした悟空とクリリン。そして亀仙人は変装をして「ジャッキー・チュン」という名前で参加し、こちらも危なげなく予選突破。

 決勝では、悟空とジャッキー・チュンが対決するのだが、悟空は亀仙人でも舌を巻くような成長を見せており、生半可な技では太刀打ちできないくらい、タフさと機転を利かせて対等に戦っていく。

 仕方ないとばかりに、亀仙人はこれまで見せたことのない「酔拳」や「よいこ眠眠拳」、「萬國驚天掌」ととんでもない技を披露し、悟空を追い詰めていく。それでも悟空は、ブルマの掛け声や大猿化などで切り抜けていくのだが……。

 繰り出した技をことごとくはねのけていく悟空の姿に、亀仙人はそのたびに目を丸くし、「ババ…バカな…そんな…」と驚くシーンもあった。

 それほど悟空の成長は目を見張るものがあったが、しかし、それもすべて月を吹き飛ばすなどの「かめはめ波」を放ったりした、亀仙人の天下一の実力があったからこそ。弟子たちが強くなったことに満足しないよう、“世の中上には上がいる”ことを教えるために参加を決めた亀仙人は、やはり心技体そろった一流の武道家といえるだろう。

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