カードキャプターさくら
96年に『なかよし』で連載が始まった、CLAMPによる伝説的コミック『カードキャプターさくら』(講談社)の第1巻。
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3月24日に誕生日を迎える人気声優の丹下桜さん。そのキャリアの中から、丹下さんが演じるキャラクターの魅力を考察した!

■代表作『カードキャプターさくら』との出会い

 丹下桜さんは、東京アナウンスアカデミーや青二塾などの有名養成所を経て、1993年にデビュー。初期の代表作は『忍たま乱太郎』のくの一の卵でポニーテールのユキ、そして1998年の『カードキャプターさくら』の主人公・木之本桜役と出会う。

 本作は、ひたむきでがんばり屋な小学生の少女、さくらが封印の獣・ケルベロスによってカードキャプターとなり、封印から解き放たれると「災い」が訪れる「魔法のカード」を収集するところから始まる物語。丹下さんの演じるさくらは絶大な人気を誇り、その可愛らしさはもちろん、彼女の等身大の弱さや強さを体現。1998年〜2000年にかけて、初期の3期分を走り抜けた。

 その後、数々の魔法少女アニメに影響を与える本作は2018年に『カードキャプターさくら クリアカード編』として復活。もちろん、ヒロインのさくら役は丹下さんで、あの変わらない「ほえええええ」を聞けた際には、感動すらしたものだ。

■「さくら」と「カード」にまつわるキャラクターを演じる!

 2012年に、さまざまなオマージュに満ち溢れた作品でもある『名探偵コナン』の中で、丹下さんが演じているのは、家政婦の米原桜子。まさしく「さくら」の名を持つキャラクターだが、死を招くキャラクターとしての彼女はスピンオフマンガでもイジられている。

 また、『カードキャプターさくら』と同じく、カードを扱う作品『デュエル・マスターズ』ではカード屋の娘・滝川るるとして登場。同シリーズに2014年〜2022年にわたり出演し、何かと「さくら」や「カード」に縁のある役も演じていて、そんな作品も楽しんで演じてくれるところに丹下さんの懐深い人柄がにじみ出ている。

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