■旧時代のおもちゃの宿命か? ルービックキューブが解けずに負けた「チエの輪マン」
さて、お次は第21回超人オリンピックで登場する「チエの輪マン」だ。決勝トーナメントの一回戦でキューブマンと対決するのだが、このチエの輪マンはなんと国籍不明。よく大会に参加できたものだ。(のちにノルウェー出身となっていた)
先に仕掛けたのはチエの輪マン。キューブマンの頭をカチャカチャと組み替えようとするが、なかなか六面体を作れずうまくいかない。すると、逆に攻勢に出たキューブマンにチエの輪を解かれてしまい、あえなく敗北。
「ウ〜〜〜ン 近代オモチャにゃかなわん…」と愚痴をこぼしていたが、あっさりとチエの輪を外したキューブマンは確かに早業だったな。これも旧時代のオモチャの宿命というものだろう。
というか、この体でよく予選の「新幹線アタック(新幹線を押して飛ばす競技)」をクリアできたものだ。その点は、さすが超人といったところだろうな。
■今の時代なら名前でアウト…!?「キンターマン」
さて、最後はある意味一番強い(!?)中央アフリカ代表の「キンターマン」だ。う〜む、今の時代なら名前でアウトだろうか……。ちなみにアニメでは「クンターマン」と改名されていた。
この超人が凄まじい活躍を見せたのは、第20回超人オリンピックの予選だ。このコンテストでは、麻酔で眠らされている1トンの怪獣を持ち上げる「ウエイトリフティング」がある。
表情やポーズも審査されるこのコンテストでキンターマンは何を思ったのか、パンツをずらして股間だけで持ち上げていた……。
小学生だった当時はただ笑っていたものだが、今考えると……?ってただの下ネタになるからやめておこう……。おそらく超人は、自分でパワーを解放できるのだろう。
次の予選の「月への往復マラソン」では8位で到着しそうだったものの、余裕をかましていたためにノーコンテストとなり、残念ながらバトルロイヤルで敗退してしまった。
あ、そういえば黄金のマスク編で悪魔将軍とキン肉マンが対決したとき、キンターマンはダイヤモンドリングを支える正義超人として参加していた。股間で持ち上げればいいじゃん! と思ったものだ。
さて、いかがだったろうか。筆者的に一番かわいそうなキャラは、やはりティーパックマンだった。ウォーズマンの残虐性もさることながら、首をタザハマさんに持っていかれてしまったし……。
そういえば、ベンキマンの応援団が頭の汚物を投げつけてきたとき、さすがのティーパックマンも避けていたが、タザハマさんはなんとバットで打ち返していた! いや、よく見るとファウルチップなのだが、それでも一番の恐るべきはタザハマさんかもしれないな……。