■異質・巨大・トラウマすぎる!初見殺しボス「ブオーン」
『ドラクエ5』に登場し、多くのプレイヤーたちの記憶に残り続けているブオーン。フローラの父親ルドマンの先祖が封印していたモンスターで、登場時に用意された特別な演出やそのあまりの巨体、メインストーリーに関わってこないが戦う必要があることなど、『ドラクエ』のナンバリング作品の中でも異質さを放つボスだ。
HPは4000を超え、そのうえ「スカラ」で防御力を上げてくる。また通常攻撃も強力なうえ、「いなずま」や「はげしいほのお」といった全体攻撃も厄介。トラウマになるかどうかは、いつ戦闘を行うかがポイントになっている。というのも、ブオーンは青年期後半に、魔法のカギを入手することでいつでも戦闘することができるからだ。早い段階で戦闘してしまい、ブオーンの圧倒的な強さの前に全滅したプレイヤーも多いのではないだろうか。
150年前に封印されていたため、戦闘前に「よく寝た」などと寝ぼけているような様子を見せ、準備体操と言いながら襲いかかってくる。寝起きであの強さなら、準備万全で戦っていたらどれほど強かったのか……想像するだけで恐ろしいボスだ。
■力試しのつもりがトラウマに…!「神鳥・レティス」
『ドラクエ8』に登場し、ラプソーンとの最終決戦で助けになってくれる神鳥・レティス。かつてラプソーンを七賢者とともに封印していただけあって、非常に強い。主人公たちの心強い味方になってくれるのだが、その前に主人公たちの力を試そうと戦いを仕掛けてくる。
HPはわずか1785(3DS版では2400)でありながら、桁違いに高い攻撃力と守備力を前に、ただただ苦戦を強いられたプレイヤーも多いだろう。さらに、神鳥だけあって抜群の耐性を兼ね備えており、全攻撃呪文を軽減、全補助魔法は無効というチート級の強さを誇るのだ。
筆者も初見プレイ時に、その強さに絶望したのをよく覚えている。ただ、この戦闘になんとか勝利すると、凶悪なまでの強さだけではない彼女の魅力を知ることができる。戦いたくはないものの、もう一度味方として出会いたいキャラクターの一人ではないだろうか。
トラウマになるほど強い歴代『ドラクエ』のボスを紹介した。攻略方法をインターネットで検索するのは最後の手段として使わずに、自分なりに創意工夫を重ねて強敵に立ち向かってみるのも楽しいかもしれない。かつてのトラウマを、大人になった今、またプレイして味わってみてはいかがだろうか。