■「ろうやのカギ」を値段も見ずに買わされた!『ドラクエ2』の「ペルポイ」
『ドラクエ2』では、「ペルポイ」の町が印象に残っている。
この町に入った途端、一人の男が置き去りにされたのが見て取れる。どうやらハーゴンの襲撃から逃れるため、住人全員が地下へ町を移したようだ。すごい技術力だ……。ちなみに「きんのカギ」がないと地下に入れないため、この男は勇者たちが来てくれて助かったことだろう。
さて、このペルポイでは「ろうやのカギ」を手に入れることができる。この「ろうやのカギ」は道具屋で手に入れられるのだが、実は表だっては売られていない。
なにやら商品名も値段もいっさい書かれてない空白のスペースがあり、これを選択すると「だれにもいわないでくださいよ」と言いながら主人が売ってくれるのだ。値段的には2000Gなので、このころになるとそれほど財布が痛まないが、あくどい商売をするものだ。
ちなみにこの「ろうやのカギ」を手に入れたらラゴスに会えるのだが、牢屋に捕らわれているはずの肝心のラゴスはいない。看守も逃げたと言うのだが、実は見えない抜け道が存在している。……だが、これを見つけるのがまた難しい。筆者もファミコン時代にたまたま行けただけだった。
また、この町では「じゃしんのぞう」や「ルビスのまもり」といった重要アイテムの情報を聞ける。それだけでも価値があるのだが、正直言うともう少し情報が欲しいところだったな。
■ルイーダの酒場でテンションが上がった!『ドラクエ3』の「アリアハン城」
最後はやっぱり『ドラクエ3』で登場したスタート地点の「アリアハン城」だろう。
この城下町には、ルイーダの酒場がある。王様に会わないと利用できないのだが、そんな勇者はまずいなかったはずだ。いきなり4人パーティーを組めるということで、名前や職業を決めるのに時間がかかったユーザーも多いだろうな。
筆者も例外なくテンションが上がって、パーティーを組むのに時間がかかった。『ドラクエ2』から一気に呪文が増えたので「僧侶」と「魔法使い」を入れるのは決めていたが、攻撃キャラを「戦士」にするか「武道家」にするか迷ったものだ。
なによりファミコン時代は「冒険の書」が何度も消えたもので、そのたびに呪われたメロディーが流れて強制的に新しい冒険に旅立ったな……。本当に何度も来たぞ! アリアハン!
リメイク版も発売されて何度も楽しめる『ドラクエシリーズ』。ファミコン時代と違った発見もできるものだ。ドラクエは悲しい物語が多いものだが、『ロト3部作』も例外ではない。
勇者の父・オルテガを始め、エルフに眠らされたノアニール、滅ぼされたムーンブルク王国、ポルトガのカルロスとサブリナ、廃墟となったテドンなどもあったな……。