USJ×『呪術廻戦』コラボイベントをレポート! アトラクションに五条悟クロノイドも…4カ月経った現在の様子はどんな感じ?の画像
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 TM & © Universal Studios. All rights reserved.

 昨年9月、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)で『呪術廻戦』とのコラボイベントがスタートした。今年7月2日までの長期開催だが、開始直後は全国から集まったファンで大混雑となり、何をするにも整理券や予約が必要だったと聞く。

 あれから4カ月。開催期間も折り返しに近づいてきた現在の様子はどうなっているのか。実際に行ってみて、混雑状況やアトラクションの体験内容、率直な感想などをまとめてみた。

■メインアトラクション「呪術廻戦・ザ・リアル4−D」

『呪術』コラボのメインは、オリジナルストーリーをもとにしたシアター式アトラクション「呪術廻戦・ザ・リアル4−D」だろう。3D映像に合わせて座席が揺れたり水しぶきが飛んだりするもので、早い話が映画館のMX4Dのようなものだ。

 当日は閑散期の1月平日だったこともあり、最大でも20分待ち程度だった。観客はリピーターの女性が多いのかと思いきや、年齢、性別、人種もバラバラで、初体験の人も多いようだった。

 アトラクションに登場するのは虎杖・伏黒・釘崎の1年生組に、東堂と五条。彼らが観客を守りながら戦う様子が間近で拝めるのだが、これがなかなかの臨場感だ。

 会場全体を揺らす黒閃、目前で繰り出される鵺の雷撃、顔に飛び散る呪霊のヨダレ、どれもリアルだった。そして満を持して五条悟が登場すると、会場では黄色い歓声があがった。たしかに、手を伸ばせば触れる距離に迫るご尊顔や、4Dで体感する規格外の力には、五条推しでなくとも“尊い”と感じた。

 列に並んでからシアターを出るまで、約30分。個人的には、近年見た4D映像のなかでは一番迫力があった。アニメ20話さながらの虎杖・東堂の抜群のコンビネーションも楽しめた。

 現在は休日でもわりとすぐ入場できるようなので、原作を知らない人もこの機会に行ってみる価値は十分にあると思う。

■「呪術廻戦×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~廻廻奇譚~」は終了目前…次のコラボ曲に期待!

 もう一つのコラボアトラクションは、音楽を聴きながら乗るジェットコースター「呪術廻戦×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」だ。ここでは期間限定で、Eveが手がけたオープニング曲「廻廻奇譚」を聴くことができる。コラボ関係なくいつも人気のアトラクションだが、そこはやはり閑散期の平日、30分待ちで乗れた。

 コースターが登りレーンに向けて出発すると、曲がスタートする。みるみる高くなる視点、耳馴染みのある音楽、脳内で流れるオープニング映像。やがて体が急降下し出すと、それに加わる疾走感と浮遊感。“帳”どころか雲一つない冬晴れの空を走り抜けながら聴く「廻廻奇譚」は、これまで聴いたどの曲よりも楽しくて爽快だったように思えた。

 残念ながら今回のコラボは1月18日で終了してしまうが、今後もアニソンとのコラボは定期的に行われると思うので、お気に入りの作品が来たときはぜひチェックしてみてほしい。

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