万能かつ最強なスペックはチート級!宇宙世紀『機動戦士ガンダム』シリーズの「サイコミュ兵器」3選の画像
DVD版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』

 先日第1クールの最終回を迎え、その衝撃的な展開も話題となり、4月からの第2クールの放送開始が待たれるテレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。その作中で主人公スレッタ・マーキュリーが搭乗する機体「ガンダムエアリアル」は、エスカッシャンと呼ばれるビットを駆使したオールレンジ攻撃を得意とする。

 そのオールレンジ攻撃の元祖が、宇宙世紀の『ガンダム』シリーズに登場するサイコミュ兵器だ。操るには高いニュータイプ能力が必要だが、その分性能は規格外で、幾多の敵機を葬ってきた。

 今回は、そんな宇宙世紀に登場する恐るべきサイコミュ兵器を3つ紹介したい。

■メガ粒子砲としても使えるオールレンジソード

『機動戦士Zガンダム』と『機動戦士ガンダムZZ』に登場し、大暴れした「サイコガンダムMk-II」。それに搭載されている恐るべきサイコミュ兵器が、腕部に内蔵されている「サイコミュ式ビーム・ソード」だ。手首部分を折り畳むことでビーム・ソードを放出でき、ヒジから先をロケットパンチのように射出する。射出した前腕部は、有線で遠隔操作可能なサイコミュ兵器で、搭載されたスラスターで自在に動き敵MS(モビルスーツ)に襲い掛かる。

 だが、作中では通常のビーム・ソードとしての運用や、メガ粒子砲的な使われ方しかしておらず、その本来の性能を充分発揮することがなかったのは残念だ。

 メガ粒子砲クラスの出力とリーチのビーム・ソードをオールレンジで使えるのは、歴代の機体の中でもスペックだけなら屈指。とはいえ、搭乗したロザミア・バダムやプルツーが本来の使い方をしなかったのは、それだけ扱いが難しかったからだろうか。

 そもそも、サイコガンダムMk-Ⅱは全身に内蔵された無数のメガ粒子砲に、ビームを反射して敵に撃ち返すリフレクタービットなど、強力な武装のオンパレード。

 巨大なビーム・ソードをオールレンジで振り回す必要すらないほどの強さだったということなのかもしれない。

■超強力なメガ粒子砲にバリアも展開、稼働時間も長い最強のファンネル!?

 1988年公開の映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で、主人公のアムロ・レイ自らが設計にも関わった専用機「ν(ニュー)ガンダム」には、「フィン・ファンネル」と呼ばれる武装が搭載されていた。板状でヒレのように見えることからフィンと名づけられ、その形状からギュネイ・ガスに放熱板と間違われたことも。

 だが、その性能はファンネルの中でもトップクラスで、Iフィールドを利用したメガ粒子砲は、それまでのファンネルの威力を大きく上回る。また、ジェネレーターを内蔵しているため稼働時間が長いのも特長で、長時間オールレンジ攻撃を仕掛け続けることができるのが大きな強み。ギュネイもその稼働時間の長さには驚いていたほどだ。

 それだけでなく、4基のフィン・ファンネルでIフィールドを展開することで、ピラミッド型のビームバリアも形成可能で、まさに攻防一体の理想的な万能兵器と言えるだろう。

 だが、その一方では一度射出すると回収できなくなるという弱点も抱えており、作中での大活躍ぶりは、アムロの超人的な操縦技術あってのものだったのかもしれない。

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