『ファイアーエムブレム』に『ロマサガ2』も! 死んだら生き返らない…シビアな設定で「仲間の命を大切にした」名作ゲーム3選の画像
『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(編集部撮影)

 RPGやアクションゲームなど、バトルやシナリオを進める上で主人公キャラをさまざまな面で助けてくれる仲間たち。彼らの存在は絶対に必要不可欠で、かけがえのないものだ。

 ほとんどのタイトルでは、HPが0になり戦闘不能になったとしても、そこから回復させる手段が用意されており、最後まで仲間を育ててエンディングをともに迎えることが一般的。だがゲームのシステムで、死んでしまったらそれ以降「生き返らない」いわゆるキャラクターロストを採用しているタイトルも存在する。

 この記事では一瞬の判断ミスで永遠にお別れ、という悲劇が発生してしまいかねない印象的なタイトルをいくつか紹介していく。

 ゲームを進める上での死への緊張感は、骨太な難易度へ誘導するという点ではメリットでもあり、デメリットともいえる。好き嫌いが分かれるシステムを少しでも知っていただき、やりごたえのあるゲームたちに触れていただけると幸いだ。

■戦死&リセットの連続…手強いSRPG『ファイアーエムブレム』

 シミュレーションRPGの草分け的存在とも言える『ファイアーエムブレム』シリーズ。

 1990年のファミリーコンピュータ用ソフト『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』以降、重厚なストーリーとそれを織り成す魅力的なキャラクターの育成・やりこみが最大の特徴だが、大体のシリーズでは戦闘でHPが0になったキャラは死んでしまい、以降のストーリーに登場しなくなる(一部アイテムで復活可能な作品もあり)。

 どれだけ思い入れのあるキャラであっても、一瞬の判断ミスで彼らを死なせてしまうのは、高難易度を謳う同シリーズをプレイするうえでは避けられないこと。しかし、死んでしまうことで以降のストーリーに登場せず、それによって特定のキャラが仲間にならないなどの弊害が発生してしまうこともある。それゆえ、死んでしまったらその瞬間にリセットしてやり直すというノー戦死者プレイに挑んだプレイヤーは数知れないだろう。

 おまけに死んだ際は固有の台詞を残し、エンディング時にはどこで死亡したかなども表示される。仲間の大事さを思い返す場面が多々あるのは忘れられない要素だ。

 なお、近年のシリーズではキャラクターロストしない「カジュアルモード」を実装しているため、より多くのプレイヤーが楽しめるように間口を広げる試みが行われている。

 2023年1月20日にはNintendo Switchで最新作『ファイアーエムブレム エンゲージ』が発売されるので、この機会に骨太なFEシリーズの世界に触れてみてはいかがだろうか。

  1. 1
  2. 2