©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理2製作委員会
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 城平京による恋愛×伝奇×ミステリ小説をアニメ化した『虚構推理 Season2』が、2023年1月8日より放送スタート。妖怪や幽霊といった怪異たちの“知恵の神”岩永琴子と、不死身の身体とある能力を持つ恋人・桜川九郎が、怪異たちが引き起こす事件やトラブルに立ち向かう物語だ。一風変わった事件とその解決までの経緯はもちろん本作の見どころだが、もうひとつの見どころが琴子と九郎のデコボコな恋愛模様。一目惚れした琴子が押して押して押しまくり、九郎は柳に風といった風情なのだが、肝心なときにはしっかりと琴子の背中を支えてくれる。琴子役の鬼頭明里に、九郎を演じる宮野真守との共演について語ってもらった。


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■九郎と琴子はこの先どうなっていくのか

――琴子と九郎の恋愛関係は、本作の大きな魅力のひとつですね。この二人の関係性を、宮野さんとどのように作り上げていかれたのでしょうか。

「1期の頃の私は、こんなに台詞が多い役ってなかなかありませんから、推理パートの長文をどうしたらいいんだろうと、ずっとアワアワしていたんです。でも宮野さんが国語の先生のような感じで、『ここはね、ここの文法がこうなってるから……』と教えてくださって、めちゃくちゃ助けてくださったんです。2期では、推理パートで話し合ったりすることはあまりなかったんですが、九郎先輩と琴子の関係性についてのディスカッションを休憩中にしれっと始めてくれたりしましたね」

――九郎と琴子の関係性と言いますと、具体的にはどんなお話を?

「先の話になってしまうので、あまり詳しくはお話しできないんですが……。原作で先まで読んでいくと、不死である九郎先輩の存在意義と、怪異の“知恵の神”という琴子の使命が、ぶつかっていくんです。そこで『このふたりは〇〇だけど、この先どうなっていくんだろうね』と宮野さんが問い掛けてくださるので、『確かにそうですね、〇〇なんですかね?』なんて話し合ったりしてました。宮野さんって『こうだよね』とご自分の考えを言うんじゃなくて、一緒に考えようとしてくださるんです。1期の頃に教えてくださったのも含めて、本当にすごい方だなと思いますね」

――おふたりで作品を深掘りされていたんですね。
「宮野さんはいつも作品を深掘りする話をしれっと始めてくださるので、私も思い返したり『確かに!』と思えたりして、すごく助けられてます。昔は飲み会とか、スタジオの外で作品についてみんなで語る機会がありましたが、現場でそこまで深い話をしてくださる方は多くないので、ありがたいです」

©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理2製作委員会
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――宮野さん以外のキャストの方々とは、ご一緒にアフレコする機会はありましたか。

「顔を合わせて一緒にできた方もいましたが、いつもではなくたまに、という感じです。皆さん、台詞が多い回のアフレコでは『大変だね』とおっしゃっていましたが、1期の頃の私よりも全然スムーズに長台詞を言ってらっしゃって、さすがだなって。これから登場するキャラクター役のある役者さんは『久しぶりにこんなに喋りましたよ! こんなに長々喋ることってないから、楽しいですね!』とおっしゃっていて、すごいなと思ったこともありました」

――長台詞をむしろ楽しんでいらっしゃるとは、すごいですね! 他の方の収録をご覧になって、学びや気付きになったことはありますか。

「そのキャラクターを演じているというのはもちろんありますが、その人によって全然違っていて、それぞれの個性が出ていてすごく面白いんです。それは現場で聞かせていただいて思いましたね」

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