■『ドラクエ7』ゲームを進めたいのになかなか見つからない「石版」
最後に紹介するのは「ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち」のストーリーを進める上で必要不可欠なふしぎな石版集めである。ドラクエ7は世界各地に散らばっている石版を集め、過去の世界に行き、さまざまな問題を解決していくストーリーだ。
石版はゲームを進める上で必須なのだが、『ドラクエ7』ではわかりやすいところに置いてあったり、ストーリーを進めれば自動的にそろうといった優しさはない。見つけにくい場所の宝箱に隠してあったり、視点を変えなければ気づかないなどバリエーションは多彩だ。
救済措置として、占いババに教えてもらうことができるが、詳しい場所まではわからないので石版がある場所に行っても探し回る必要も出てくる。また、場所がわかってもすぐ見つかるわけではない。例えば、クレージュの村にいる農夫からもらう石版は、初めて訪れた際にはもらえず、イベントを全て終了して話しかけなければならないという厄介な代物だ。
さらに隠しダンジョンに行くための石版は、ED中のグランエスタード城下町の井戸にあるこわれた石版?を手に入れ、街の外の崖にある宝箱の中に入れてEDを終えた後に回収するというシリーズ屈指の初見殺しと言える仕掛けだろう。そのほかにも、発見するのが難しかったり、ダンジョンに取りに行くのが大変なものもあるので、プレイの3分の1は石版を探しているのではないかと感じてしまう。
あまりにも石版集めで苦戦する人が多かったからか、リメイク版では石版レーダーという機能が追加され、石版が近くにあると教えてくれるようになった。そのため取りこぼすことも減り、隠しダンジョンの石版も井戸から回収するだけでよくなった。
ここで挙げた3つ以外にも『ドラゴンクエスト5』のキラーパンサーに使うビアンカのリボンや、『ドラゴンクエスト3』のきえさりそう、『ドラゴンクエスト8』の月の世界の入り口も難しすぎるイベントだろう。みなさんが泣かされた難しすぎる仕掛けはいかに?