■これがMS…? 規格外のサイズと破壊力を持つガンダム試作3号機!
最後に紹介するのは「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場した「ガンダム試作3号機(デンドロビウム)」だ。
試作型宇宙拠点防衛戦用MSとして開発され、コアユニットとなる「ステイメン」にアームド・ベース「オーキス」を合体させた形態で、MAの攻撃力とMSの汎用性を持った兵器というコンセプトで開発された。
全長は140mにも及び、全備重量は453.1tとMSとしては規格外のサイズになっている。あまりにも巨大なため、母艦であるアルビオンに収容することはできず、補給や整備は艦外で行う必要があった。
オーキスには直径が6メートルのノズルを持つスラスターが6機搭載されており、高い推進力を獲得している。武装も恐ろしいほど詰め込まれており、ガンダムというより“動く高機動弾薬庫”と言ってもいいほど。
Iフィールドを装備しているため、ビーム兵器に対しての防御にも優れた性能をしており、全ての面で高い水準を持っている機体と言っていいだろう。コロニー落としを防ぐために単騎で突入するコウを阻むMS小隊に対して、高い機動力で攻撃を回避し、圧倒的な火力で一瞬で全滅させ、その後も戦艦や敵機を撃墜していった。
ちなみにガンプラも発売されているが、1/144スケールで全長1mという恐ろしいサイズをしている。
今回は紹介できなかったが、Ξガンダムと同じミノスフキー・フライト・ユニットを搭載しているペーネロペーや、ガンダム・センチネルで登場し、試作3号機のデザインの元になったSガンダムディープ・ストライカーなども該当すると言えるだろう。
見た目どっしりでも機動性抜群——。みなさんが思い浮かべたのはどの機体だろうか。