ゲームには多くの周辺機器が登場するが、ファミコンでも多くのアイテムが発売されていた。ファミコンの周辺機器は本体手前側にある赤いキャップに隠されたコネクタに差し込むのだが、このコネクタを使わずに放置したままの人もいただろう。
ただ、ファミコンの周辺機器は、持っているだけで周囲にドヤ顔できるものでもあった。そこで、懐かしのファミコン周辺機器6選を紹介していこう。
■持っているだけでガンマンのようにカッコイイ!「光線銃シリーズ」
1984年に発売された銃型の周辺機器の「光線銃シリーズ」は、『ワイルドガンマン』や『ダックハント』(どちらも任天堂)などに使用できるアイテムだった。
銃を構えて射撃するのだが、持っているだけで憧れてしまう。専用のホルスターからサッと抜き出して相手よりも先に撃ち抜くのは、まさに西部劇に登場するワイアット・アープだ。
筆者はこれを友人の家で見たのだが、実際のところ操作は難しかった気がする。結局、ホルスターから抜いてテレビ画面の前で待ち続ける戦法を取っていたぞ。
■ネーミングが抜群に未来的だった外部記憶装置「ターボファイル」
1986年にアスキーから発売された「ターボファイル」は、当時としては新未来のようなネーミングで、世代的には名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに搭載されていそうな外部記録装置だった。
アスキーの名作『ウィザードリィ』や『ベストプレープロ野球』、『ダービースタリオン』に使用できるので、持っていたらありがたいものでもあり、万が一のデータ損失にも重宝する代物だ。単三乾電池で使用できる仕様となっていた。
令和の現在ではターボではないものの、当時は『バックトゥザフューチャー』や、『ナイトライダー』などの近未来な装置に夢があったものだったな。
■まるでSFの世界観! 時代を先取りし過ぎた汎用コントローラー「パワーグローブ」
ファミコン時代にこんなアイテムが世に出ようとは……まったくもってビックリしたのが「パワーグローブ」だ。右手にコントローラーをセットしたグローブを装着するのだが、前腕部にあるコードやボタンがカッコ良く、まるでSF映画の主人公になったようだった。
このアイテム、YouTubeで当時のテレビCMを視聴することができるのだが、斬新さは抜群だ。まるで「Wii」を先取っていたかのような世界観。評判は芳しくないのが残念だが、その発想は素晴らしいといえるだろう。