漫画やアニメに登場するイケメンキャラクターたちのなかには、身長が180センチを超える人物も少なくない。文部科学省の調査(2021年度)によると、日本人男性の平均身長が170.8センチ。そこから考えても、いかに二次元のキャラクターたちが現実離れした高身長で、とてつもないスタイルの持ち主かがわかるだろう。
しかしその一方、背が低いのに中身が男らしくイケメンなキャラたちも多くいる。たいていの場合、自身の身長の低さに悩む描写がある彼らだが、彼らの魅力はなんといっても、身長なんてものともしないカッコ良さがあるところではないだろうか。
今回はそんな、背が低くても爆イケな男らしいアニメ・漫画の人気キャラたちを紹介したい。
まずは2023年3月に舞台化が決定した、荒川弘氏による『鋼の錬金術師』。禁忌とされている人体錬成に手を出した錬金術師の兄弟が、失った身体を取り戻すために賢者の石を求めて旅をするというダークファンタジー作品だ。
この物語の主人公のエドワード・エルリックが、作中では「豆」「チビ」と呼ばれてしまうほど低身長のキャラ。その身長は頭からピョンと飛び出たアホ毛(アンテナと呼ばれている)と、厚底の靴を含めても165センチ。おそらく本人自体は155センチ程度かと推測される。
エド自身もかなり自身の身長を気にしているようで、作中ではそのような言葉に過剰反応して怒る描写が多い。
物語終盤では身長が伸びていたエドだったが、もしかして彼の身長がずっと低かったのも、彼と彼の弟が肉体を失った真理の扉と関係があるのかも?
続いては、2022年10月よりシリーズ最終章となる「千年血戦篇」のアニメが放送中の久保帯人氏による『BLEACH』。
同作10年ぶりのアニメ化にファンの興奮も最高潮に盛り上がりを見せているが、同作にも低身長なのにカッコ良く男らしいキャラが多く登場する。
代表的なのが、護廷十三隊十番隊隊長の日番谷冬獅郎だ。史上最年少で隊長になった天才で、身長は133センチとかなり小柄だがその中身は至ってクールで常識人。公式による人気投票でもいつも上位に君臨し、第4回人気投票では並みいるキャラクターを差し置いて1位を獲得した人気キャラだ。
図らずも、声優は『ハガレン』エドと同じ朴ロ美氏。彼女の声は低身長のかっこいいキャラととにかく相性がいいようだ。