1992年の放送開始からたちまち社会現象を巻き起こしたテレビアニメ『美少女戦士セーラームーン』。主人公の月野うさぎは14歳の中学2年生。ドジで泣き虫でおっちょこちょい、勉強も運動もできないという、お世辞にもステータスが高いとはいえないキャラだが、そこは少女漫画の主人公。彼女は劇中でかなり多くのキャラクターからモテるのである。
今回はうさぎの驚きのモテエピソードを、1992年から放送されたアニメ版準拠で振り返りたい。
まずは、うさぎの前世からの恋人で、今世でも結ばれる地場衛。うさぎは中学生でアニメ版の衛は大学1年生という年が離れた2人だ。
出会った当初のお互いの印象は最悪で、テストで悪い点を取ってしまったうさぎがテスト用紙を丸めて捨てたところ、それが衛にぶつかったというのが初対面。ひどい点数を見た衛はつい、うさぎをからかった。
またその後も腐れ縁のように2人は何度も再会し、衛はうさぎを「たんこぶ頭」「おだんご頭」とからかい続け、タキシード仮面の正体を知らないうさぎも毎回彼にキレていた。
しかし、セーラームーンの正体がうさぎと知ると2人はひかれ合い、結ばれることとなる。前世では「月と地球の人間は結ばれてはならない」という掟を破った、禁断の恋をしていた2人。宇宙規模という、かなり規模の大きな恋愛だ。
なお、「無印」と呼ばれる初期シリーズではうさぎのクラスメイトである海野ぐりおも彼女に好意を抱いていた。うさぎには人をひきつける力があるようだ。
続いてはセーラーウラヌスに変身する天王はるか。アニメでは男装の麗人として描かれていたはるかは、前世でプリンセス・セレニティを心の支えにしており、その生まれ変わりであるうさぎを守りたいと思っているようだ。
原作漫画ではセーラームーンに初対面でキスをしたこともあったはるかだが、彼女の本命はセーラーネプチューンこと海王みちるであることは明白。彼女とは高層マンションで同棲している。マンションの家賃は月100万もするが、パトロンに払ってもらっているというから驚きが隠せない。