２０２２年１２月６日は『ＦＩＮＡＬ ＦＡＮＴＡＳＹ ５』が発売されて３０周年の記念日。本作は『ＦＦ』シリーズでも屈指の人気を誇り、ゲーム配信でもにぎわうコンテンツだ。
本作最大の特徴といえば、さまざまな特性を持つジョブとアビリティを組み合わせられる通称ジョブシステム。『ＦＦ３』以来２度めとなるこのシステムは、なんといっても見た目が変わることが何よりうれしいもの。ドット絵でありながらどのジョブのデザインも個性豊かで、悲しい物語が描かれる一方で「風」「水」「火」「土」と新しいクリスタルを入手するたび、新しいジョブを試してみるのが楽しみでならなかった。
そこで今回は、４０代の男性２００名に『ＦＦ５』に登場するジョブの中から「見た目のデザインが一番好きなジョブ」を選んでもらったので、４位から１位までランキング形式で紹介したい。なお今回はスーパーファミコン版から選択肢を作成しているため、「予言士」「砲撃士」「剣闘士」「ネクロマンサー」については除外している。（アンケートサイト「ボイスノート」協力）
■顔を隠した攻撃魔法のエキスパート
まず全体の９.０％の票を集めて第４位に選ばれたのは、攻撃魔法で敵を殲滅する「黒魔道士」だった。『ＦＦ』における黒魔道士はシリーズ全体を通しておおまかなデザインが共通しており、本作の黒魔道士も同様。
全体的にダークな雰囲気を醸しだし、青系統のローブとつば付きのとんがり帽子が特徴だ。また目の光だけで顔が隠されている点も『ＦＦ』の黒魔道士お決まりのデザイン。一見不気味さが漂う風貌だが、その後の『ＦＦ９』のビビが作った影響か、アンケートでは「かわいらしい」といった意見が多かった。
なお、バッツ・レナ・ガラフ・ファリス・クルルと各キャラクターごとのデザインに大きな違いはない。よく見ると男性陣はマントを羽織っており、女性陣がローブを着込んでいる程度だ。アビリティの「くろまほう」は攻撃魔法が基本。炎・冷気・雷属性の魔法や無属性の魔法などを使えるため、基本的にどんな戦闘でも対応できる。
■回復・補助に長けた「黒」と対をなす癒しの「白」
続く第３位（１２.５％）はこれまた初期「風のクリスタル」から選ぶことができるジョブ、回復・補助魔法でパーティを支える「白魔道士」だった。黒魔道士とは対をなす存在で、パーティに必ず１人は入れておきたい安定感を持つジョブだ。
全キャラクター共通の特徴は、白いローブを身に纏っていることで、ザ・回復職といった癒し度満点の出で立ち。初期メンバー４人に大きな違いはないものの、女性陣はフードを被っており、クルルはネコの着ぐるみ風。彼女は飛竜やモーグリなど動物と話せる能力を持っており、白魔道士に限らず動物をモチーフにしたデザインが多く見られる。今回４位までには入らなかったものの、バーサーカーや魔獣使いといった着ぐるみデザインのジョブについては、「クルルがかわいいので」といった票が多かった。
白魔道士といえば「しろまほう」。回復・補助のエキスパートなので、通常プレイするうえで使わない人は、ほとんどいないのではないだろうか。
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