『THE FIRST SLAM DUNK』だけじゃない!なぜ賛否両論に?リメイクで声優交代したアニメたちの画像
『THE FIRST SLAM DUNK』(C)I.T.PLANNING,INC.(C)2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners

 井上雄彦氏によるバスケ漫画の金字塔『SLAM DUNK』待望のアニメ映画 『THE FIRST SLAM DUNK』がいよいよ12月3日に公開される。11月4日に放送された新情報解禁特番にて、桜木花道らメインとなるキャラクターの声優5名が発表され、1993年から放送されていたテレビアニメ版から全員の声が変更になったことがファンの間で大きな話題となった。

『SLAM DUNK』は前作のアニメから30年近くが経っていることもあり、声優交代も致し方ないこと。しかしファンの間では慣れ親しんだ声が変わってしまうことに複雑な思いがあるようだ。

 最近では、数年ぶり、はたまた数十年ぶりに再アニメ化を果たす作品は少なくない。そういった作品は、ほとんどの場合において声優の変更がなされている。

 代表的なのが2022年秋クールにフジテレビ系「ノイタミナ」枠で36年ぶりにアニメ化された、漫画家・高橋留美子氏のデビュー作『うる星やつら』。1981年版アニメではラムの声を平野文、諸星あたるの声を古川登志夫が務めたが、2022年版ではキャストを一新。ラム役に上坂すみれ、諸星あたる役に神谷浩史が起用された。このほかのメインキャラやサブキャラも、若手実力派のキャストで固められている。

 さっそくアニメの放送が始まったわけだが、このキャスティングにはファンも大満足の様子。ドタバタした昔のアニメのテンションはそのままに、実力派声優たちによる演技も相まって、旧アニメファンも違和感なく令和の『うる星やつら』を楽しんでいるようだ。

 このほかにも再アニメ化で声優が変更された作品は多い。2020年に再アニメ化された『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』もそうだ。こちらもキャストは一新され、主人公ダイの声は藤田淑子から、『SPY×FAMILY』アーニャ役などで人気を集める種﨑敦美が務めている。

 少年漫画原作の作品では、2011年に再アニメ化した冨樫義博氏原作の『HUNTER×HUNTER』のキャストが一新された。少女漫画原作の作品では2019年に18年ぶりに再アニメ化した『フルーツバスケット』もキャストを一新し、内容も原作漫画の最後までをアニメ化している。

 ただし、2001年の放送から20年ぶりにアニメ化された『SHAMAN KING』では、主人公・麻倉葉役は佐藤ゆうこから日笠陽子に変更しているが、他のキャストは一部変更がありながらもおおむね2001年版から継続しての起用となっている。

 一部のキャストのみ続投という例は少女漫画原作作品でも見られ、1992年の放送開始から社会現象を巻き起こしたアニメ『美少女戦士セーラームーン』は、2014年の『美少女戦士セーラームーンCrystal』で主人公の月野うさぎ役の三石琴乃以外はキャストを一新。絵柄はより原作漫画に近くなり、内容もオリジナル展開の多かった旧アニメ版ではなく原作準拠となっている。

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