■ルフィへの尊敬の念を技に込めて…! バルトロメオの“バリバリの銃”
最後はドレスローザ編773話から、バルトロメオ対ドンキホーテファミリーの幹部であるグラディウスとの戦いから“バリバリの銃”を紹介したい。
海賊団バルトクラブの船長・バルトロメオは、ルフィに憧れて海賊になり、現在では“今最も消えて欲しい海賊NO.1”として名を馳せている。“バリバリの実”の能力者でバリアを自在に作ることができ、攻めにもその能力を活かせるキャラクターだ。
“パムパムの実”の能力者・グラディウスの毒針からロビンを守り、瀕死状態だったバルトロメオ。しかし、隙ができ、背を向けていたグラディウスへ向けて、渾身の一発を右手に込める。
「ルフィ先輩…」「おれァなるべよォ〜〜〜!!!」「あんたのお役に立てる男に…!!」心の中でそう言ったバルトロメオは、涙をこぼしながら右手に頑丈なバリアの塊を作り出し、背後から“バリバリの銃”を喰らわせた。
そんなバルトロメオが、憧れのルフィにようやく会えたドレスローザ編。このバトルでも、彼がルフィの力になりたいという想いがひしひしと伝わってくるが、それまでも役に立とうと頑張ったり、ルフィをはじめとした麦わらの一味を持ち上げようとする言動が見られたりと、強面で恐れられる彼のコミカルで可愛い一面を知ることができた。
ルフィが好き過ぎて、“ゴムゴムの銃”から新たな決め技を得たバルトロメオ。今後ももしかすると、ルフィの技をヒントに新技を披露してくれるかもしれない。
『ONE PIECE』には、それぞれのキャラの思いを乗せて「受け継がれる意志」を感じられる感動技がほかにもまだまだある。あなたが好きな感動技やエピソードはどれだろうか。