2022年、『三丁目の夕日』や『鎌倉ものがたり』で知られる漫画家・西岸良平氏が画業50周年を迎えた。
その歩みをふりかえる展覧会も現在開催されており、あらためて西岸氏の存在の大きさがクローズアップされている。
『三丁目の夕日』は、2005年に『ALWAYS 三丁目の夕日』として映画化され、大ヒットを記録した。『ALWAYS 続・三丁目の夕日』・『ALWAYS 三丁目の夕日'64』と続編も上映され、シリーズ累計興行収入は111億円を突破している。
もう1つの代表作『鎌倉ものがたり』は、古都・鎌倉を舞台に魔物や妖怪などを交えながらミステリーを解き明かす作品。同作も『DESTINY 鎌倉ものがたり』のタイトルで2017年に堺雅人と高畑充希のW主演で映画化され、こちらも観客動員数214万人・興行収入32億円を超える大ヒットとなった。
「西岸先生は数々のヒット作を世に送り出してきたレジェンド漫画家。先生の作品には昭和レトロな街並みが多く登場し、妖怪や異界に繋がったりするSFチックな作風にもかかわらず、世代を超えてどこか懐かしさを感じさせられる、そんな不思議な世界観が特徴ですね」(芸能誌記者)