１１月５日に放送された『ドラえもん』の次回予告にネット上がザワついた。それは「すきなマンガを勝手にアニメ化!?」というテロップとともにドラえもんが「今度のお話は？ 好きなマンガをアニメにしよう！」と切り出す次回予告で、のび太が「『親戚の巨人』『すっぱいファミリー』どんなマンガも“アニメばこ”があれば自由に映像で見られるんだ」と続けるものだった。
明らかに人気アニメ『進撃の巨人』『ＳＰＹ×ＦＡＭＩＬＹ』をもじったアニメが登場した次回予告がすぐに話題となり、ツイッターでは「親戚の巨人」がトレンド入りする事態となった。
実際に、１１月１２日に放送された本編では、スネ夫に仲間外れにされたのび太に対してドラえもんが本を入れるだけでアニメにしてくれるという「アニメばこ」を取り出す。そこに漫画を入れることでアニメ版が見られるというエピソードだった。
好きなアニメを楽しんだ２人は、そのまま別の漫画をアニメにして視聴。リフティングをする少年の背後で「知ってる？ “うわさくん”ブラジルにサッカー留学するって」と話す女子生徒の姿が映し出されるアニメを見る。少年が振り返り「全部うわさだよ」と笑うと、タイトルとして『キャプテン翼』ならぬ『キャプテンうわさ』の文字が映し出された。
ほか、巨人の肩に２人の人物が楽しげに乗る『親戚の巨人』、団らんを囲んだ父母娘の３人家族が梅干しを食べる『すっぱい×ファミリー』と、それぞれ明らかに『進撃の巨人』『ＳＰＹ×ＦＡＭＩＬＹ』を思わせるアニメが流れた。
放送後、国民的アニメである『ドラえもん』がまさかの他作品をパロディにしたことに対する驚きの声がネット上にあふれた。国民的アニメといえば、ほか作品からパロディネタにされることはあれど、流行の作品をパロディ化することはないだろうという先入観があるからだろう。
ツイート
シェア
LINEで送る
