ブオーン、キラーマジンガ…『ドラクエ』であまりの強さに泣いた“初見殺しの敵”たち!舐めたプレイヤーを絶望の淵に…の画像
スーパーファミコン『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』パッケージ(編集部撮影)

 国民的RPG『ドラゴンクエスト』シリーズといえば、ボスを倒すために主人公を育て、より強い武器を装備したり、呪文や特技からパーティー構成を考えるのも楽しみの一つだ。しかし、そうした準備を一切せず、ノリと勢いだけで冒険を進めてしまうプレーヤーも少なくない。結果、出くわした強敵に完膚なきまでに叩きのめされ、トラウマになってしまうケースも……。

 今回はあまりの強さに記憶に残った“初見殺しの敵”を3体紹介していく。

■圧倒的巨体から繰り出される痛烈な攻撃「ブオーン」

 最初に紹介するのは『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』に登場したボス「ブオーン」だ。フローラの父親ルドマンの先祖が封印していたモンスターで、青年期の後半で戦うことになるボスである。

 コケの生えた山のような大きな巨体が特徴で、HPが4000を超えている上にスカラで防御力を上げてくるのが非常に厄介。その巨体に見合った通常攻撃だけでも強力なのに、「いなずま」や「はげしいほのお」といった全体攻撃も繰り出してくるため、回復が間に合わずやられてしまうことが多い難敵だ。

 予備知識もなく準備せずに戦うと、そのマッチョな攻撃の前になすすべもなくやられてしまう。PS2のリメイク版ではさらにパワーアップしていて、1〜2回行動になった上に、こちらの防御力を下げるルカナンまで使ってくる。

 防御力を下げられてからの通常攻撃はかなり強烈なため、素早さを上げる「星降る腕輪」を回復役に装備させていないと、あっという間に壊滅してしまう恐れも。

 対策としては、主人公の息子がフバーハとベホマラーを覚えるまでレベルを上げ、ほのお系とデイン系に耐性を持つ仲間モンスターでパーティーを構成するのがオススメだ。

■舐めたプレイヤーを絶望の淵に落とした「キラーマジンガ」

 キラーマジンガは『ドラゴンクエストVI 幻の大地』の海底宝物庫に登場するボス。宝を守る兵士の「もしこの先の宝がほしいなら この私をたおしてゆくがいい。」というセリフに答えると戦うことになる。

「マーメイドハープ」入手後から訪れることができるダンジョンで、周辺の敵もそこまで強くはない。大したことはないだろうとタカをくくったプレーヤーを高い攻撃力と完全2回行動で絶望の淵に落とす恐ろしい敵だ。

 その攻撃力はなんと310もあり、海底神殿のボスであるグラコスの210を大きく上回る数値である。おまけに素早さも防御力も高く、状態異常系やルカニなどは無効。そのうえ戦闘開始時にランダムでマホカンタまでかかってしまうという凶悪なスペックを有している。

 それならば持久戦に持ち込めばいいという発想はキラーマジンガには通用しない。素早さが高いため、レベル20前後では「星降る腕輪」を付けても先に行動できない可能性が高く、回復や補助が間に合わずにやられてしまう。

 特技の「うけながし」を使って突破する方法もあるが、しばらくは無視してテリーを仲間にするくらいまでは放っておくのがオススメだ。

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