■第2位『翔んで埼玉』

 続く第2位(16.0%)には、2019年に二階堂ふみGACKTのダブル主演で実写映画化された『パタリロ!』で知られる魔夜峰央氏の漫画『翔んで埼玉』が選ばれた。

 その内容は、埼玉を未開の地として扱い、埼玉県民を過度に虐げるなど、とことん埼玉をディスるというもの。しかしそのありえない設定とぶっ飛んだ面白さが高く評価され、2023年には映画の続編も公開予定となっている。

 もともとは80年代当時、埼玉県に住んでいた魔夜氏が『花とゆめ』別冊に発表した3つのエピソード。違うタイトルでコミックスが刊行された、魔夜ファン以外には知られていない作品だったが、バラエティ番組『月曜から夜ふかし』や映画の公開をきっかけに大ヒット。今では「埼玉といえば翔んで埼玉」という人が多いのではないだろうか。

 選んだ人からは「これだけ埼玉を叫ぶ作品はないと思う」(23歳・女性)、「埼玉愛がこれでもかとつまっているから」(35歳・男性)、「映画を見たが、爆笑するほどおもしろかったから。是非続編も観たいです!」(37歳・女性)、「埼玉をディスっているのが面白かった」(36歳・女性)、「埼玉県民が知っていることを面白おかしく漫画にしていて、映画化されたことにも驚いた」(47歳・女性)という声が集まった。実写映画で一気に知名度を挙げた作品だが、原作漫画も負けていないほど面白い。

■第1位『クレヨンしんちゃん』

 そして、堂々の第1位に輝いたのは臼井儀人さんの漫画『クレヨンしんちゃん』。30.0%という圧倒的な得票率だった。

 2022年にアニメ放送30周年を迎えた、もはや説明不要の埼玉県春日部市を舞台にした国民的作品だ。2003年10月には春日部市のイメージキャラクターとして採用され、同市のあらゆるところにモニュメントや看板の設置、電車のラッピング列車などがある。

 また、アニメに登場するスーパー「サトーココノカドー」はイトーヨーカドー春日部店がモデルとなっており、たびたびコラボが行われている。

 選んだ人からは「子どものころから大好きで、見てると楽しいし癒されるから。親しみやすさがいい」(28歳・女性)、「家族の温かさを感じられるしほのぼのとしているので」(33歳・男性)、「小さい頃から慣れ親しんでいる作品で、半蔵門線経由で東武線に乗り入れている東急線の車両が登場するなど、タイムリーなネタが登場しているところが良いから」(38歳・男性)、「やはり埼玉の定番アニメです。面白くて、飽きそうにありません」(38歳・女性)、「埼玉をおりこんだ内容が良い」(49歳・男性)、「昔から慣れ親しんだキャラなので。本当に埼玉に住んでいそう!」(49歳・女性)というコメントが寄せられた。

 以上が上位3作品だが『らき☆すた』や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』といった作品にも意見が寄せられた今回のアンケート。「埼玉県民の日」の機会に、埼玉の、そして埼玉アニメの魅力に浸ってみてはいかがだろうか。

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