『ガンダムシリーズ』主人公の激アツな“後継機乗り換えシーン”3選!「ゴッドガンダム」のお姫様抱っこに胸が高鳴るの画像
バンダイのプラモデル「HGFC 1/144 ゴッドガンダム (機動武闘伝Gガンダム)」

 ロボットアニメのお約束の一つに、主人公がより性能の高い後継機に乗り換える名シーンがある。ロボットアニメ好きなら一度は通る人気ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズでもお馴染みとなっている登場キャラの乗り換えイベント。原作アニメを再チェックし、胸を熱くしているご同輩も多いのではないだろうか。

『ガンダム』シリーズでは主人公機の乗り換えがなく完結する作品もあるが、今回は筆者が個人的に印象に残ったガンダム後継機への乗り換えシーンを3つ紹介させていただく。

■ガンダム史に残る熱い乗り換え「シャイニングガンダム→ゴッドガンダム」

 最初に紹介させていただくのは、『機動武闘伝Gガンダム』で主人公ドモン・カッシュが魅せた「シャイニングガンダム」から「ゴッドガンダム」への乗り換えシーンだ。

 ドモンは、ガンダムファイト決勝大会開会式までにネオ香港に到着しなければ失格になるという状況で、東方不敗マスター・アジアによってギアナ高地に足止めされてしまう。やっとのことでデビルガンダムを破壊したものの、激しい戦いでエネルギー切れに。

 このピンチを脱するため、ドモンはシャイニングガンダムからゴッドガンダムに乗り換えることを決意する。マスター・アジアの攻撃を切り抜け、ゴッドガンダムに乗ることには成功したが、データが転送されていないために起動ができず、絶体絶命の状況だ。

 窮地のドモンを救うため、ヒロインのレイン・ミカムラはネオ香港から脳波装置でシャイニングガンダムの遠隔操作を試みる。これが上手くいき、陽光を背に浴びシャイニングガンダムをお姫様だっこするゴッドガンダム。この姿がかなりのイケメンっぷりで、むちゃくちゃカッコイイのだ。

 そして、ゴッドガンダムへの乗り換えに成功したドモンは「お前と遊んでるヒマはない!」と、マスター・アジアを一蹴してネオ香港に向かうのだった。

 師匠との戦い、ヒロインとのラブシーン、主役機の乗り換え、これまで戦ったライバルたちとの友情など、熱くなる要素がこれでもかと詰め込まれており、ガンダム史上最も胸が高鳴る乗り換えシーンの一つといっても過言ではないだろう。

■乗り換え後の無双感が凄い「ストライクガンダム→フリーダムガンダム」

 乗り換え後の圧倒的なインパクトではこちらも負けてはいないだろう。『機動戦士ガンダムSEED』での「ストライクガンダム」から「フリーダムガンダム」への乗り換えシーンだ。

 親友であるアスラン・ザラとの激闘の末、大破してしまった主人公キラ・ヤマトのストライクガンダム。代わりにヒロインのラクス・クラインから託されたのがフリーダムガンダムである。

 アラスカ基地を守るために奮戦していた戦艦アークエンジェルだったが、兵力で勝るザフト軍に追い込まれていく。そして、敵MSがビームライフルでアークエンジェルを撃ち抜こうとした瞬間、一筋のビームがそのライフルを破壊する。

 青い翼を広げ、アークエンジェルを守るように登場したフリーダムの演出は本当に素晴らしい。“神曲”と名高い挿入歌「Meteor ーミーティアー」をバックに、敵軍ロックオンからのフルバーストは何回見てもシビれてしまう。

 そして、アラスカ基地に設置された自爆攻撃が行われると知ったキラは、すぐさま両軍に戦線からの撤退を呼びかける。キラの呼びかけを信じられなかったザフトのイザーク・ジュールはフリーダムに切りかかるが、軽くあしらわれ、脚部を破壊され、戦線からの離脱を余儀なくされた。

 フリーダムガンダム登場からの圧倒的な強さもいいが、これまで戦いに消極的で迷いを抱えていたキラが自分の進むべき道を決め、毅然とした態度を見せるのも精神的な成長を感じるシーンだった。

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