■痛々しい描写にゾワっと…ローの腕が切断されるシーン
最後に、769話の新世界突入後ドレスローザ編で、ルフィと共闘したトラファルガー・ローのショックだったシーンを紹介したい。
宿敵であるドンキホーテ・ドフラミンゴ対ローの戦闘の場面。ドフラミンゴの弟・コラソンの意志を継ぐローは、“イトイトの実”の能力者であるドフラミンゴの“糸ノコ”によって右腕を切断されてしまう。
「ぐわァアア!!!」と叫ぶロー。飛び散った血や切断された腕の断面がなまなましく、『ONE PIECE』の数々の描写のなかでも、かなり残酷なシーンに思えた。
その後、その場からローとちぎれた腕を抱えルフィは脱出を図るのだが、ローの状態を見たトンタッタ族のレオの「切り口がぐちゃぐちゃれす!」と言うセリフからも、腕がズタボロにちぎれたことをあらためて再確認してしまい、ゾワっとしてしまった。
それにしても、ただでは転ばないロー。切断された片腕を飛ばして回転させ、トレーボルに重傷を与える様子が描かれていた。片腕失くしてもなお、戦意が折れないところが半端ない。
ちなみに切断されたローの右腕はその後、“ヌイヌイの実”の能力者レオと、“チユチユの実”の能力者マンシェリーによって完治したよう。今後もローの活躍が楽しみだ。
『ONE PIECE』にはショックなシーンやエピソードは多々あるが、見るに耐えないような描写は滅多にないように思う。だからこそ、今回紹介したようなショックなシーンがより衝撃的に思えるのだが、ただ、どれも死の淵から生還できていることが救いである。
物語はついに最終章……! これからも、『ONE PIECE』から目が離せない。