■『モンキーピーク』より、登山中の雷を避けるワザ
砂漠で生命の危機にさらされる機会はほとんどの人がないと思うが、次は登山ブームの昨今に覚えておきたいサバイバル術。登山の最中に天候が悪化して雷が発生したらどうするのか? についてだ。これは志名坂高次氏、粂田晃宏氏による山岳ホラー漫画『モンキーピーク』に描かれた「稜線」からのエピソードである。
同作は薬害問題で社会的ピンチに陥った製薬会社の社員たちが、レクリエーションで登った山で謎の生物に出会うパニックホラー。主人公の早乙女たちが稜線を歩いていると天候が急変し、突然の雷雨に襲われることになった。チームで急いで下山をする流れになる中、ここで登山経験に長けている八木というキャラが「ここにいたほうがいい」と制止する。そして、一箇所に固まらずに広範囲に散らばることを勧めた。
天候はどんどん悪化し、至近距離で次々と落雷。八木は現在いる場所より低い場所で、「ハイマツ」の生えている場所へ移動するよう説明する。そして、そこでは決して地面に触れず、しゃがんだまま天候が回復するまで我慢することもつけ加えた。
雷が落ちる中で、早乙女たちは八木の適切な指示のおかげで最悪の状況を避けることができた。登山には悪天候での対処法が必須とも言えるので、万が一雷が発生したときにはこのような知識を覚えておきたい。