■ただでさえ武装の多いガンダムにモジュールを装備
続いては『機動戦士ガンダムSEED』に登場したフリーダムガンダム・ミーティア。ガンダム試作3号機デンドロビウムと似たような見た目とコンセプトで、機動兵器というよりは決戦兵器に近い機体だった。
V2ガンダム同様に、フリーダムガンダムの武装を使用できるうえにミーティアの武装も使用できる点が強い。特に、メインウェポンの120cm高エネルギー収束火線砲とビームソードが強力。ビームソードで戦艦を両断する芸当をみせている。
また、60cmエリナケウス対艦ミサイル発射管、いわゆる実弾のミサイルも多数搭載されている。各部に22連装が2基、3連装が3基、12連装が2基とまさにミサイル尽くし。基地攻撃や対艦隊戦では恐ろしいまでの威力を発揮する。
そして、何よりフリーダムガンダムの代名詞といえる、ハイマットフルバーストが魅力的。マルチロックオンシステムで、次々と敵をロックオンしていく演出が印象に残っている人は多いだろう。ミーティアを装備してもハイマットフルバーストは顕在。多数のビームライフルとミサイルを一斉射撃する様子は圧巻だ。
ちなみに、ジャスティスガンダムもミーティアを装備して同様の運用が可能だ。2機運用すると完全に殲滅兵器。相手勢力にとっては脅威以外の何者でもない。
■単体火力ではトップクラス!歩く弾薬庫
最後に紹介するのは『新機動戦記ガンダムW』のガンダムヘビーアームズ。メインのガンダム5機のうち、砲撃戦に特化した重武装のガンダムだ。機体名も「ヘビー(重い)アームズ(武装)」という、火力を代表するガンダムといえる。ちなみに、筆者の最推しガンダムだ。
ガンダムヘビーアームズ最大の魅力は、なんといっても実弾系武装の多さ。主兵装こそビームガトリングだが、バルカンやマシンキャノン、ホーミングミサイル、マイクロミサイルなどの実弾兵器が豊富だ。その火力は戦艦5隻分ともいわれている。
作戦行動においては、弾数を惜しまずに圧倒的な弾幕で短期決戦を挑むスタイル。弾切れになっても機体性能の高さとパイロットであるトロワの操縦技術で、接近戦でも活躍する。改修版の機体であるガンダムヘビーアームズ改では、伸身三回宙返り一回ひねりをみせるほどの運動性も持っている。
フルオープンアタックや全弾発射と表現される攻撃では全砲門が開かれるが、ミサイル弾頭だらけの様子は恐怖であり、ガンダムヘビーアームズならではのかっこよさといえるだろう。
火力満載の重武装機体は、機動性の高い俊敏な機体とはまた違った魅力がある。筆者個人としてはビーム兵器よりも「ミサイルぶっぱ」の機体が好みで、ガンダムヘビーアームズと同じコンセプトのガンダムレオパルドにも捨てがたい魅力を感じる。
10月より放送が開始された『機動戦士ガンダム 水星の魔女』でも高火力な機体が登場するのを期待したい。願わくばミサイル盛り盛りの実弾系武装を積んだ機体ならうれしい。