『機動戦士ガンダム』一年戦争で見せる生き様!散り際がかっこいい男3選「手榴弾を抱えて自決」「巨大モビルアーマーに突撃」の画像
『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』DVDより

 1979年にTVシリーズの放送が開始され、ロボットアニメの金字塔として今なおシリーズが続く『機動戦士ガンダム』。ガンダムをはじめとするMS(モビルスーツ)のかっこよさはさることながら、人間同士の関係性を描くヒューマンドラマとしての側面も人気がある。

 戦争がテーマである本シリーズでは、人の死は避けられない。なかには、視聴者に強烈な印象を与える散り際も多い。そこで今回は、散り際がかっこいい男3選として、キャラクターをピックアップ。直前の名ゼリフとともに、シーンを振り返ってみよう。

■自決することで過酷な戦場を見せつける

 ランバ・ラルはジオン軍の士官でありながら、主人公アムロ・レイに大きな影響を与えた人物だ。職業軍人として強い責任感を持っており、部下や内縁の妻、クラウレ・ハモンからの信頼が厚い。

 そのラルはホワイトベース襲撃の命令を受け、複数回にわたって攻撃を仕掛ける。砂漠での戦いに不慣れなホワイトベース隊を追い詰めるが、ガンダムの性能に敗北。手持ち戦力がほぼなくなってしまう。ゲリラ屋を自称するラルは、得意とする白兵戦を実行。それまでのMS同士の戦いとは打って変わって、人対人のリアルな戦争が始まった。

 ブリッジを制圧するも追い詰められ、作戦は失敗。捕虜になることを良しとしないラルは、手榴弾を抱えて外へ飛び降り、自決する。劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』のそのシーンで言い放つのが、「戦いに敗れるとはこういうことだ!」。兵士の運命と戦場の過酷さを若いホワイトベース隊員に見せつけた。

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