ガンダム作品でアムロが言い放った“独特すぎるセリフ”3選 「相手がザクなら人間じゃない」「後ろにも目をつけるんだ」など、常人には理解不能な謎発言の数々の画像
画像はBlu-ray『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』初回限定版パッケージより

 現在テレビシリーズ最新作となる『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(TBS系)が絶賛放送中のガンダムシリーズ。その元祖にあたるのが、1979年から80年にかけてテレビ放映されたアニメ『機動戦士ガンダム』だ。

 ファーストガンダムの主人公はご存知「アムロ・レイ」。ガンダムのパイロットとなった彼はやがてニュータイプとして覚醒し、並外れた操縦能力を持つ存在となっていく。最初は内気だった民間人の少年が一年戦争の英雄となり、第二次ネオ・ジオン抗争ではロンド・ベルの一員としてシャアと戦った。

 そんなすさまじい操縦技術と卓越した感性を有するアムロだが、視聴者目線では「ん……?」と首をひねってしまうような独特のワードセンスの持ち主でもある。今回はそんなアムロが作中で言い放った、個人的に印象に残っている個性的なセリフをご紹介したい。

■「相手がザクなら人間じゃないんだ」(機動戦士ガンダム)

 これは『機動戦士ガンダム』の第2話「ガンダム破壊命令」にて、シャア専用ザクをガンダムのビームライフルで迎撃しようとしたときのセリフ。この字面だけ見ると『北斗の拳』のザコもびっくりの鬼畜発言にも聞こえる。

 しかし、アムロはこのセリフの前、ノーマルスーツを着たシャアたちを射撃しようとした際には呼吸が激しく乱れ、かなり動揺していた。結局ビームライフルを乱射したもののすべて外しており、当時民間人だったアムロは生身の人間をモビルスーツで撃つことに大きな抵抗感があったのだろう。

 それもあってモビルスーツに乗りこんでやってきたシャアが「人間の姿をしていない」ことに安堵し、自らを鼓舞するために「相手がザクなら人間じゃないんだ」と言ったのではないかとも考えられる。また、これは戦時下の異常な状況を象徴した言葉と言えるかもしれない。

 ただし、その後の第13話「再開、母よ…」では、アムロが生身のジオン軍人に発砲しまくっているところを見ると、戦争は人を変えてしまうものなのだと、何とも言えない複雑な気持ちにさせられる。

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