■正体不明の先生が生徒に伝えようとしたこととは?『暗殺教室』の殺せんせーの名言
マッハ20で移動をし、月の7割を破壊して三日月にしてしまうほどのパワーを持つ謎の生物・殺せんせーが担任教師となる異色の学園漫画『暗殺教室』。
殺せんせーはなぜか「椚ヶ丘中学校3年E組」の担任になることを希望し、生徒たちが卒業までに自分を殺すことができなければ地球を破壊すると宣言していた。
このクラスの生徒たちは、エリート校の椚ヶ丘中学校のなかでは成績も素行も悪い問題児ばかり。国家の最重要危険因子である殺せんせーを抹殺しようと、政府は100億円という法外な金額を生徒たちに提示し、暗殺を依頼する。
責任の重さに戸惑いつつ、成功報酬に惹かれてあの手この手で暗殺をし始める生徒たちだが、素早い殺せんせーを殺すのは至難の業……そんな日々のなか、殺せんせーは教え子たちに大切なことを伝えていくのである。
とくに印象的だったセリフがある。それが「学校や肩書きなど関係ない 清流に棲もうがドブ川に棲もうが 前に泳げば魚は美しく育つのです」というもの。これは他校の生徒がE組の生徒を貶めようとしたときの言葉だ。
普段は”おちこぼれ”とレッテルを貼られているE組だが、生徒たちは殺せんせーの暗殺に対して一生懸命前向きに取り組んでいる。”環境や肩書きが重要なのではなく、自身の姿勢が大切”だとあらためて気づかせてくれるこのセリフは、実世界でも自身を奮い立たせてくれる名言ではないだろうか。
漫画に登場する先生キャラの数々の名言。世代を超えて、色褪せないセリフばかりだとあらためて感じさせられる。実生活で壁にぶち当たったとき、これらの名言たちを思い出してみてはいかがだろうか。背中を押してくれるいいきっかけになるかもしれない。