かわいい見た目とのギャップが激しい「強すぎる戦闘民族系ヒロイン」3選 コンクリートを素手で破壊、地団駄で地面をめりこませるエピソードもの画像
『進撃の巨人』2巻 (講談社コミックス) より

 近年の漫画やアニメでは、かわいいだけではなく主人公と肩を並べて戦える強くてカッコいいヒロインが登場することが多い。なかでも、“戦闘民族”の血を引く女性キャラたちは常人離れした身体能力を持ち、怪力で周りを驚かせることも少なくない。「ひょっとしたら主人公より強いんじゃ……!?」と、思える彼女たちの勇ましさや強さについて今回は紹介していこう。

■車と相撲をとれるレベルの怪力!『銀魂』神楽

銀魂』のヒロイン・神楽は白い肌と青い目、愛らしい顔立ちが印象的な美少女だ。しかし彼女は絶滅寸前の戦闘民族「夜兎」の生き残りで、か弱そうな見た目に反してとんでもない怪力の持ち主でもある。

 真正面から走ってきた車を押し返したり、コンクリートの壁を素手で破壊したりと、その手の衝撃エピソードには事欠かない。またパワーだけでなくスピードや戦闘センスにも優れており、常に持ち歩いている“仕込み傘”を使って華麗に戦ってみせる。

 夜兎は好戦的な種族で、より強い相手を求めて長らく戦いを繰り返し続けてきた。場合によっては同族であろうと家族であろうと、本気の殺し合いをすることもある。そんな夜兎を恐れたほかの種族に襲われたことが、夜兎が絶滅寸前にまで追い込まれている理由でもある。

 しかし神楽は、前述のような強さを誇ると同時に人を傷つけることを恐れる優しい一面を持っているため、普段は力をセーブしながら戦う。「自分の護りたいもののために戦場に立つ」と宣言していた通り、“血”に負けず魂に従って生きるという強い意志があるように思える。

「吉原炎上篇」で夜兎として覚醒し暴走したシーンでは、“バケモノ”と評されるほどの力を見せた神楽。だが、仲間である新八の必死の呼びかけに応じ、本来の自分を取り戻している。殺すためではなく護るために力を振るい、バケモノでなく人間として生きるという道を選んだところも、彼女の強さのひとつだといえる。

■“並の兵100人”ぶんの強さを誇る!『進撃の巨人』ミカサ

進撃の巨人』のヒロインであるミカサ・アッカーマンは、人並み外れた身体能力と戦闘能力を持っている。訓練兵団を首席で卒業した彼女は作中のキャラクターのなかでもぶっちぎりで強く、調査兵団に入ってからも巨人討伐数は他の同期の約10倍、その実力は並の兵100人と同等と言われ、“歴代でも類の無い逸材”と評されているほどである。

「世界は弱肉強食である」という考えの持ち主でもあり、訓練兵時代、仲間たちが戦意喪失した際には「戦わなければ勝てない」と言い、たったひとりで戦おうとする。彼女なりに仲間を鼓舞しようと口から出た「私は…強い…あなた達より強い…すごく強い!…ので私は…あそこの巨人共を蹴散らせることができる…例えば…一人でも」という、下手くそな演説も印象的だ。兵士としては優秀でも人間的には不器用なところも、ある意味ミカサの魅力に思える。

 そんな彼女の強さの秘密は、アッカーマンという姓にある。アッカーマンとは巨人にまつわる研究を進める過程で偶然生み出された一族で、その血を引く者は人の姿を保ったまま巨人の力を引き出すことが可能だ。

 簡単にいえば、人間が本来持っている筋力のリミッターを解除することで、ケタ違いの強さを発揮できるということ。ただしリミッター解除のためには、死を覚悟するような極限状態を経験しなければならない。ミカサの場合は、幼少期に誘拐されかけたことがきっかけでこの能力に目覚めたという。

 “人類最強”と謳われる男・リヴァイもアッカーマンの人間であることから、この一族がいかに特別な血筋であるかがわかるだろう。

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