■真の姿は巨大化する“終焉の獣”…『リゼロ』の可愛い精霊「パック」
『リゼロ』の愛称で親しまれている、長月達平氏のライトノベル作品、『Re: ゼロから始める異世界生活』にも「パック」という可愛らしい猫のようなキャラクターが登場している。
異世界に召喚された主人公のナツキ・スバルを虜にした美少女・エミリアの相棒が、この精霊のパックだ。エミリアは精霊と契約することで魔法を使用する”精霊術師”だが、契約精霊のなかでもパックは大精霊として大きな力を持ち、”終焉の獣”と呼ばれる存在。
パックの強さは猫のような姿のときでもかなりのものだが、”終焉の獣”になると巨大化し、姿を維持するために必要な魔力の“マナ”を周囲から吸い取るため、その体の周囲には死の世界が広がっていく。この様子が”終焉の獣”と呼ばれるゆえんだ。
パックがこの姿に覚醒するときは、エミリアに命の危険が及ぶか死亡したとき。エミリアの命を守るため、“終焉の獣”になるパックの真の強さと姿に驚いたファンは多いだろう。
可愛らしい見た目や言動で和ませてくれる「マスコットキャラ」。しかし実は、得体の知れない生物であったり、複雑な過去があったり、世界を滅ぼすほどの力を持っていたりと、その見た目からは予想外の正体を知ったときのギャップは相当なもの。
物語に彩りを添えるキーマンとして存在するマスコットキャラたちは、今後も多くの作品に登場し、私たちを驚かせてくれるだろう。