『まどマギ』キュゥべえ、『銀魂』エリザベス…可愛い見た目と裏腹に“意外な正体”に驚いたマスコットキャラ3選の画像
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection(通常版) より

 可愛らしい見た目が魅力の「マスコットキャラクター」は、ファンからも大人気。しかし、なかには作中で仰天の正体が明かされたキャラも多々存在する。そこで今回は、可愛い見た目とのギャップが激しい、意外な正体に驚いたマスコットキャラクターを厳選してお届けしたい。

 

※以下には、作品の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、気になる方はご注意ください。

 

■無感情の地球外生命体だった『まどマギ』の「キュゥべえ」

『まどマギ』の愛称で知られている『魔法少女まどか☆マギカ』は、2011年に新房昭之氏が監督を務めたオリジナルアニメ作品。ポップで可愛い絵柄な反面、ダークなストーリー展開が話題となった。

 主人公・鹿目まどかを含めた普通の中学生の少女たちが、「キュゥべえ」と呼ばれる謎の生物と願いを1つ叶えることを条件に“魔法少女”となる契約を交わしていく。少女たちが魔法少女となって魔女と戦う日々は過酷で、命を落とす者が続出する……。

 とくに衝撃的なのが、キュゥべえの正体だ。白くてふわふわしたウサギと猫が融合したような可愛い姿をしているキュゥべえだが、その正体は”インキュベーター”と呼ばれる地球外生命体で、宇宙の寿命を延ばすために地球を訪れていたという。

 インキュベーターは感情をエネルギーに変換する仕組みを作り上げたが、自分たちが感情を持たない生物のため、感情の起伏が激しい地球人の少女に着目した。少女たちに願いを叶えてあげると近づき、魔法少女にした後に魔女たちが魔法少女の成れの果てだと絶望させ、この感情の起伏のエネルギーを回収しようとするのだ。

 要は、キュゥべえは少女を騙して勧誘し、魔女を作り出していたということ。すべての黒幕がキュゥべえだったというまさかの結末は、ファンを震え上がらせた。

■『銀魂』の攘夷志士・桂の相棒「エリザベス」はシフト制!?

 2004年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された、空知英秋氏による漫画『銀魂』にも謎のマスコットキャラクター「エリザベス」が登場する。

 エリザベスは主人公・坂田銀時の盟友、革命家・桂小太郎の相棒のような存在。桂は同じく攘夷志士であった坂本辰馬から謎の宇宙生物・エリザベスを突然プレゼントされ、“ペット”として溺愛し、行動をともにするようになる。

 エリザベスはアヒルのようなペンギンのような“着ぐるみ”の姿で、言葉を発することはほとんどなく、プラカードを持って会話をする。時折すね毛(!?)の生えた足が見えることから、中身は「オッサン」ではないかと以前から憶測が飛び交っていた。

 そんなエリザベスの正体は、なんと地球征服を企む傭兵部族”蓮蓬”の隊長・江蓮と、ハタ皇子の兄で転落事故で亡くなったとされた央国星の次期国王でもあるドラゴニア。しかも、月曜日は“レギュラーエリザベス”として江蓮が、そのほかの曜日は“ヘルプエリザベス”としてドラゴニアというシフト制で入れ替わっていたというのだ。

 口からドリルを出したり、異常な腕力があったりと、当初から只者ではないと言われてきたエリザベス。しかし、桂や人間との交流をしていくなかで、結果的に地球を守る強力なサポーターとなった。そんな展開にファンは胸躍ったのではないだろうか。

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