新生『うる星やつら』高橋留美子愛詰まった「ただならぬ昭和感」に早くも「覇権アニメ確定」の声の画像
アニメ『うる星やつら』(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

 2022年秋クールにフジテレビ系「ノイタミナ」枠で36年ぶりにアニメ化される、漫画家・高橋留美子氏のデビュー作『うる星やつら』。放送を目前に控えた9月29日に夕方にアニメ第2弾PVが公開されるやいなや、ネット上ではその映像・演出・声優陣の演技に高い評価が沸き上がった。

 今回公開されたPVは、地球にラムの乗った宇宙船がやってくるシーンからスタートするもの。あたるの「鬼ぃ!?」という叫び声と、ラムの「うち、ここで暮らすっちゃ!」というやりとりから、一気に友引町でのドタバタな日々が幕を開ける。

 また今回、ラン、おユキ、弁天、クラマ姫が動いてしゃべる姿も初公開。PVの中では女子キャラたちの人となりが分かる象徴的なセリフと、あたるとのドキドキのツーショットシーンも流れた。まず、この声優陣が非常に豪華なのだ。

 先のPVで公開されていた主人公の諸星あたる役・神谷浩史、ヒロインのラム役・上坂すみれ、三宅しのぶ役・内田真礼、面堂終太郎役・宮野真守、チェリー(錯乱坊)役・高木渉、サクラ役・沢城みゆきに加え、今回初の声がお披露目となったのは、ラン役・花澤香菜、おユキ役・早見沙織、弁天役・石上静香、クラマ姫・水樹奈々。いずれも第一線で活躍する、名前を見ただけで「間違いない」「製作陣の本気を感じる」最強の布陣だ。

 さらに、作画のひとつひとつもクオリティが高い。古き良きを大切にしつつも、令和の現代ではやっているレトロポップにあふれたオシャレさがある。加えて、原作では「プリズム色」と表現され、角度によってさまざまな色に見えると言及されていたラムの髪色がピンクや黄緑、水色などグラデーションのように美しく変化しながら動く様子も描かれていた。これは間違いなく現代の技術だからこそ実現できた演出だろう。

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