■明るくおバカな片想いキャラの代名詞!?『ＳＬＡＭ ＤＵＮＫ』桜木花道
片想いキャラとして有名なのが、井上雄彦氏の大ヒット漫画『ＳＬＡＭ ＤＵＮＫ』に登場する主人公・桜木花道ではないだろうか。１９９０年から６年間にわたって『週刊少年ジャンプ』（集英社）で連載された本作は、２６年を経た今冬、新作映画『ＴＨＥ ＦＩＲＳＴ ＳＬＡＭ ＤＵＮＫ』が公開されることが発表され、注目が高まっている。
元不良のバスケ初心者の花道が、バスケット選手として成長していく……というのがストーリーの主軸。そんな花道は、中学３年間で５０人にフラれるほどモテない男でもある。
コミックス１巻冒頭、「あたしバスケット部の小田君が好きなの」と、とある女子にフラれる花道。この言葉を受けてバスケットボールを毛嫌いするようになるのだが、そこに突如現れたのがヒロインの赤木晴子だった。
晴子は１８８cmもある花道の恵まれた体格を見て、「バスケットは…お好きですか？」と声をかける。美少女の晴子を見て花道は一瞬で恋に落ち、これがバスケ部に入るきっかけに……。
それ以降、花道の“憧れの人”となった晴子だが、しかし晴子はバスケ部のエースで学校一のモテ男・流川楓に片想い中。この桜木→晴子→流川の一方的な三角関係の模様は、『ＳＬＡＭ ＤＵＮＫ』を語るうえでは外せない要素だろう。いつも流川をライバル視していたことも、花道がバスケットマンとして急激な成長を遂げたひとつの理由だからだ。
その後、花道は晴子にたびたびアタックをするも、超鈍感である晴子に想いが響くことは最後までない。その様子は不憫そのもの。花道のちょっとおバカで憎めない人柄も相まって、とても印象に残っている片想いキャラの１人だ。
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