少年漫画でヒロインを一途に想う「切なすぎる片想いキャラ」3選 『犬夜叉』『SLAM DUNK』など名作の登場人物も…!の画像
『犬夜叉』第39巻(少年サンデーコミックス)より

 ヒロインに一途に想いを寄せるものの、なかなかその想いが届かない「片想いキャラ」と聞いて、あなたは誰を思い浮かべるだろうか? 今回はそんなちょっと不憫な「切なすぎる片想いキャラ」に注目し、歴代の名作から選りすぐりの3名を紹介したい。

■かごめに一目惚れするも想いは叶わず…男らしい一途さが人気な『犬夜叉』鋼牙

犬夜叉』は漫画界の巨匠・高橋留美子氏が『週刊少年サンデー』(小学館)で12年にわたり連載した作品だ。本作は、妖怪と人間のハーフの主人公・犬夜叉と、ヒロインの日暮かごめが時空を超えて出会い、どんな願いも叶えてくれると言われる”四魂の玉”をめぐって戦国時代で壮大な冒険をするストーリーである。

 作中ではさまざまな妖怪との戦いが描かれている一方、犬夜叉とかごめ、そして犬夜叉の元想い人・桔梗との三角関係も見どころのひとつ。

 強力なライバル・桔梗に苦戦するかごめだが、彼女に想いを寄せていたのが妖狼族の若頭・鋼牙だ。当初、鋼牙はかごめが”四魂の玉”を見ることができると知り、利用するために誘拐した。しかし、かごめのあまりのかわいらしさに惚れ、「おまえおれの女になれ」と男らしく口説いたのである。

 かごめを救出にきた犬夜叉に対しても、「かごめはもうおれの女だ。誰が返すかっ」と強気な発言をしていた。その後も鋼牙はたびたびかごめに会いにきては、恋敵である犬夜叉を踏んづけるなど、ちょっかいをかけたりしている。

 実際のところ、妖狼族の鋼牙の力によってピンチを切り抜けたこともあり、かごめは自分を想ってくれる鋼牙を邪険に扱うことはしなかった。しかし最終的にかごめが選んだのは犬夜叉で、かごめを想うからこそきっぱりと諦める鋼牙の姿は、多くのファンの心を打った。桔梗とかごめの間で揺れ動く犬夜叉よりも、一途で男らしい鋼牙が好きというファンも少なくないようだ。

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