初代『機動戦士ガンダム』でゾッとした凄惨シーン3選「マチルダのむごい死に様」「一年戦争に翻弄された少女ミハルの最期」など、今も忘れられない衝撃的な記憶の画像
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(KADOKAWA)第15巻・書影より

機動戦士ガンダム』といえば、いまだに絶大な人気を誇るガンダムシリーズの元祖。10月2日から放送が始まる新番組『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(TBS系)は同シリーズ最新作となる。

 そんな初代『機動戦士ガンダム』が放送されたのは40年以上も前のこと。戦争を舞台にリアルに描いたロボット作品ということで、今あらためて見てもゾッとするような凄惨なシーンや生々しい描写が数多く存在する。

 そこで今回はいまだに忘れられない「ファーストガンダムでゾッとしたシーン」をピックアップしてご紹介したい。

■初恋の人のあまりにも凄惨すぎる最期

 主人公のアムロ・レイが恋心をいだいた年上の女性マチルダ・アジャン中尉。孤立したホワイトベースの修理と補給の特命を受けてやってきた彼女は、凛とした美しさもあいまって、あっという間にホワイトベースの男性クルーたちの人気者になる。

 軍人という仕事に強い信念を持った女性で、補給部隊へ志願した理由を聞いたアムロに対し、「戦争という破壊の中で、ただ1つ物を作って行くことができるから」と答えていた。

 そんな中、ガイア、オルテガ、マッシュが操る3機のドム、通称「黒い三連星」が襲来。アムロのガンダムなどが迎撃するが、ジオンは修理中のホワイトベースを狙ってくる。そしてガンダムがドムとの1対3という数的不利な戦いを強いられる中、マチルダ中尉はミデアで出撃した。

 アムロの援護に向かったマチルダは、ドムに体当たりするようなカタチでミデアを突入させる。攻撃を邪魔されて激昂したオルテガはミデアを攻撃、マチルダの乗るミデアは墜落し、爆発した。

 ミデアがこの攻撃を受ける直前、ドムのパイロットはミデアの機内にいるマチルダを確認しているような描写がある。その上でドムの拳でミデアの操縦室付近がひしゃげるほど豪快に叩き潰しており、そこにいたマチルダがどうなったのかは想像したくもない……。

 その後、アムロの奮闘で窮地を脱したホワイトベース隊は、マチルダをはじめとする戦死者に哀悼の意を表してクルー全員が敬礼。アムロがマチルダの名を絶叫する、第24話の悲痛なラストシーンはとても印象的だった。

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