■起動スイッチが押された原爆を弾丸だけで見事に解除!

 最後に紹介するのは、原作にはないアニメ版オリジナルのエピソードで、第101話「さらばハードボイルド・シティ(後編)」で見せたテクニック。

 ある日冴羽は、国防長官の娘・ルミとベッドで寝ており、それを見た香が怒ってアパートを出て行ってしまう。一方、警視庁にはブラックアーミーという名のテロリストから、東京に原子爆弾を仕掛けたのでスイス銀行に1000億円振り込めと脅迫状が届いていた……。

 ブラックアーミーに洗脳された香は、金髪の美女・セイラとして冴羽の前にあらわれる。セイラの正体に気づく冴羽は身体を張って彼女を取り戻すも、操られていた香は原爆のスイッチを押してしまい絶体絶命の危機に。満身創痍となった冴羽は銃で2本のボルトを弾きまわすと、3つの導火線から一つを選び見事撃ち抜き停止させてしまう。

 冴羽のチート級の射撃テクニックとともに、香に対する思いや二人の絆が今なおファンの心を掴んで離さないエピソードでもある。

 番外編として、第125話「日本一軽い男の本領発揮」の巻では、冴羽を狙うスナイパーがオリンピック金メダリストの深町警部であることが判明。しかし冴羽は、1キロ先から深町以上の正確な射撃で、銃やベルト、ワイシャツのボタンを射貫いて相手を丸裸にしてしまう。恐ろしすぎる射撃テクニックだ。

 他にも、試合中のボクサーの耳穴を狙撃したり、壁向こうの犯人を撃ち抜いたりと伝説だらけの冴羽獠。公開予定の最新劇場版ではどのようなテクニックが飛び出すか、楽しみでならない。

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