■チート能力を持っている第二王子のカミーラ
容姿端麗な女性の第二王子であるカミーラ=ホイコーロは、自分以外はどうでも良い、という唯我独尊ぶりを見せているキャラで、戦闘力は皆無に見えるが実はとんでもない念能力を習得している。
それは「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」という、カミーラが殺害された際に発動するカウンター能力で、カミーラを殺害した者の生命力を全て奪い取り、彼女を蘇生させるというもの。何も知らなければ、敵なしのチート能力ではないだろうか。
そんなカミーラの守護霊獣は、未だ動きはないが「ある条件を満たすことで相手を意のままに操る」という能力を持つ。大量の房のようなものがついたおぞましい見た目をしており、カミーラ同様にえげつない力を秘めていそうである。
カミーラは現在、第一王子ベンジャミン殺害を企てるも私設兵団に阻止され監禁されている。その後の裁判で釈放されているが、ベンジャミンがムッセから受け継いだ念能力により監視を受けている状況だ。
激情的に動くカミーラが、ある意味王子の中で一番の危険人物かもしれない。
■クラピカの因縁の相手、第四王子のツェリードニヒ
クルタ族の残りの緋の目を持っている第四皇子のツェリードニヒ=ホイコーロは、クラピカの最後のターゲットだ。
母親はベンジャミンと同じ第一王妃のウンマなので、ベンジャミンとは兄弟である。だが兄弟仲は非常に悪くお互いに憎みあっている様子。クラピカとの戦いはもとより、ベンジャミンとの兄弟対決も描かれるかもしれない。
そんなツェリードニヒは人体収集家の側面があるかなり猟奇的な男として描かれており、そんな彼を表すかのように宿る守護霊獣の見た目も凄まじいものがある。
人間の女性の顔をした馬のような姿で、女性の口の中にはさらに少年の頭が隠されている。守護霊獣の能力の詳細は不明だが、ツェリードニヒに敵対しそうな人間を監視しているため、何かしらの敵意が見えたら攻撃してくるのだろう。
また守護霊獣だけでなく、ツェリードニヒ自身も驚異的な早さで念能力を習得しており、水見式で「水が腐る」という例を見ない発現をした特質系統。時間がたてばたつほどクラピカにとって脅威となるだろう。