前世でいったい何をした…!? 気の毒すぎるほどとにかくツイてない「超ド級の不幸体質キャラクター」4選の画像
アニメ『忍たま乱太郎』第24シリーズ・DVDパッケージ

 “不運・不幸”に見舞われることは、現実世界では厄介でしかない。誰だって運があるほうが良いだろうし、できるだけ幸せでありたいと願うだろう。

 しかしフィクションの世界において、“不幸体質”はある意味、おいしい要素でもある。何かしらの厄介ごとが起きなければドラマは動き出さないのだから、それを引き寄せる存在は作品に欠かせないともいえるだろう。

 今回はそんな不幸体質キャラのなかから、ずば抜けて不幸度が高い者たちを紹介したい。

■あだ名は“不運大魔王” 善法寺伊作

 尼子騒兵衛氏の『落第忍者乱太郎』が原作のアニメ『忍たま乱太郎』に登場する善法寺伊作は、忍術学園六年の生徒。主人公・乱太郎の先輩にあたり、彼が所属する保健委員会の委員長でもある。心優しく面倒見がいいタイプで、後輩からはお兄さん的な存在として慕われている。

 そんな伊作は、とにかく運が悪いことで有名だ。何もない場所で転んだり、落とし穴にはほぼ確実に落ちたりと、その程度のレベルは序の口。大怪我を負ったり、風邪をこじらせたりするなど、痛い目に遭うことも多い。

 そもそも伊作が所属する保健委員会自体、皆の嫌がる仕事を担当していることから“不運委員会”などと呼ばれている。さらに、その長である伊作は“不運大魔王”というあまりに不名誉なあだ名で呼ばれており、ことあるごとにその名に違わぬアンラッキーぶりを披露。ときどき、伊作の不幸体質に巻き込まれてしまうルームメイトの食満留三郎が不憫でならない……。

■自他ともに認める不幸体質の持ち主・上条当麻

「不幸だー!!」の口癖で知られるのが、鎌池和馬氏のライトノベル『とある魔術の禁書目録』の主人公である上条当麻。彼は超能力を開発する街・学園都市で教育を受ける高校一年生。なんの能力も持たないレベル0だとされているが、実は学園都市の基準では測れないだけで、あらゆる異能を打ち消す“幻想殺し(イマジンブレイカー)”という特殊な力を生まれつき持っている。

 そんな上条は自他ともに認める不幸体質で、ちょっとした不運はもちろん、命の危機レベルのトラブルにもしょっちゅう見舞われている。幼少期はその体質のせいでいじめられたり、大人にすら“疫病神”として忌み嫌われ、挙げ句の果てには包丁で刺されたこともあるという……。

 ヒロインのインデックスは上条の不幸体質について、“幻想殺しが神様の加護をも打ち消しているのではないか”と推測しているが、真相は定かではない。ただ、現在ではいろいろな人間から愛されているのを見る限り、人間関係には苦労をしていないようだ。逆に言えば、それ以外に恵まれた部分がないともいえるが……。

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