『ドラゴンボール』ベジータに『幽遊白書』飛影も…!? クール系キャラが見せた「極上のデレシーン」3選 愛情表現にもそれぞれ個性がある?の画像
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 ふだんは見せないような特別な一面を不意に見せてくれるのはうれしいもの。とくにマンガやアニメなどで、クールなキャラクターがデレた姿を見せたときに、キュンキュンしてしまう読者は男女問わずに多いはず。

 今回は、そんなツンデレ好きにはたまらない貴重な場面をご紹介。個人的にドはまりした、極上のデレシーンを3つ取り上げたい。

■戦闘種族の王子が見せた意外なジェスチャー

 まず最初に紹介するのは『ドラゴンボール』の「ベジータ」。言わずと知れた宇宙最強クラスの戦闘種族サイヤ人の王子で、戦闘能力もプライドも高いキャラクターだ。実はそんなベジータにも意外なデレシーンがある。

 それは悟飯がセルを倒し、未来からやってきた息子・トランクスが再びタイムマシンで未来の世界へ帰るときのこと。みんながトランクスを見送るために集まり、ベジータも少し離れた木に寄りかかって見守っていた。

 トランクスが父・ベジータの存在に気がつくと、ニコッと笑いかける。するとベジータは腕を組んだまま表情を変えず、「頑張れよ」とでも言いだけに指でピースサインを送るのである。

 未来に戻ったトランクスには、彼の世界を絶望させている凶悪な人造人間やセルを倒すという使命が残されている。それに対する父からのエールだったのかもしれない。この頃は、そこまで人と馴れ合うことのなかったベジータが、我が子に対してほほ笑ましいしぐさを見せるなんて、ちょっと驚きではないだろうか。

 未来からやってきたトランクスとベジータは、精神と時の部屋で1年も二人きりで修行したことで、その関係は深まったと思われる。のちに親バカを発揮するようになるベジータではあるが、この時点でのささやかなデレっぷりに萌えた読者は多いはずだ。

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