8月6日から公開になったアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』は、公開20日で興行収入100億円を突破。尾田栄一郎氏による『ONEPIECE(ワンピース)』連載25周年に華を添える快挙を成し遂げた。
また8月22日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて約4年続いたワノ国編も終幕し、いよいよ物語は最終章へと突入する。そんな本編ではこのところさまざまな新情報が明らかになり、とくに悪魔の実の一種である“動物(ゾオン)系”が注目を集めている。
そこで今回は、過去に登場したゾオン系の能力者の中で、個人的に気になっているキャラについて振り返ってみたいと思う。
※以下には、マンガ『ワンピース』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、気になる方はご注意ください。
■チョッパーの食べた“ヒトヒトの実”は医学とともに進化を遂げる!?
食べた者に動物の力を与えるゾオン系の悪魔の実の中で、トナカイのチョッパーが食べたのは「ヒトヒトの実」。その名の通り、動物が人間のような姿になる能力だ。
チョッパーは“ランブルボール”という変身能力を上げる薬を用いて七段階の変身が可能だが、薬を乱用しすぎて巨大な化け物のような姿になってしまう場面も。とてつもないパワーを発揮する代わりに理性を失っていたが、新世界編以降はこの怪物化すらコントロールできるようになっていった。
ふだんはかわいいチョッパーが、ガチモードになるとカッコよく変身するギャップがたまらない。またチョッパーは医者でもあるので、医学の力を駆使して自身のゾオン系の能力を進化させてきた。今後もどんな成長を遂げていくのか期待しているファンも多いことだろう。
それと気になるのは、通常ゾオン系の悪魔の実の場合「○○の実」という名称と、そのモデルとなる生物が存在するのだが、チョッパーは今のところ「ヒトヒトの実」としか紹介されていない。同じヒトヒトの実を持つ能力者にも何かしらのモデルがあったので、もしかするとそのうちチョッパーのモデルも明らかになるのかもしれない。