■ガンダムの操縦を制御!完全にサブパイロット

 そして「すごいハロ」といえば、やはり『機動戦士ガンダム00』シリーズのハロが外せない。本作はテレビシリーズが2期、劇場版オリジナルアニメも制作された人気シリーズ。近年のシリーズでは、色とりどりで複数のハロが登場するケースが多く『00』のハロにもそれがあてはまる。

 本作でおもに登場するのは、ほかのハロから「ニイサン」などと呼ばれ、兄貴分的な立ち位置だったロックオン・ストラトスの相棒であるオレンジ色のハロ。

『Vガンダム』同様にただのマスコットではなく、ロックオンのガンダムに同乗して操縦のサポートをおこなう。特に、ロックオンが狙撃に集中する際は、ガンダムの制御を任されていた。劇場版では青いハロも追加され、2体でガンダムの制御をおこなうシーンもあった。

『00』のハロは、機体のメンテナンスをおこなうこともあり、非常に多機能。マスコットというよりは、完全になんでもこなせるマルチツールといった役割なのだろう。

 キーボードを搭載してPCかわりとなったり、関西弁を話したり、各シリーズのハロはそれぞれに特徴をもち、近年の作品になるほど機能性が高くなっている。現実世界でもグッズが多く展開され、マスコットとしては他の追随を許さないほどの人気ぶりだ。2022年10月より放送される新シリーズ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のPVでも、シャディク・ゼネリの取り巻きのなかで1カットだけ緑色のハロが登場している。ハロがどのようなポジションで、活躍する機会があるのか、期待して放送を待ちたい。

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