■「永久機関が完成しちまったなアア~!!」
アキをはじめとした公安対魔特異4課のメンバーとともに、ホテルに現れた悪魔を駆除するという任務に出かけたデンジ。彼らは全員まとめてホテル内に閉じ込められてしまい、すべての元凶である永遠の悪魔に「デンジを食わせればそれ以外の人間は外に出す」という契約を持ちかけられる。
永遠の悪魔の核は外にあるため、敵を殺して脱出することは不可能。しかしデンジは永遠の悪魔が攻撃を痛がったことに気づき、「死にたくなるまで痛めつけて自殺させりゃいい!」という狂った作戦を思いつく。
激しい戦いの中でデンジは血を失って弱体化し、そのまま敗北してしまうかに思われた。しかし相手の血を飲んで回復することで、再び力を得て猛攻をしかけ続ける。その際彼は、“敵を切ってその血を飲んで回復し、また敵を切る”という一連の流れに対し、「永久機関が完成しちまったなアア~!! これでノーベル賞は俺んモンだぜ~!!」と大はしゃぎ。周りからも“悪魔みたい”“最高にネジがぶっ飛んでる”と評されてしまった。たしかにこんな少年漫画の主人公は見たことがない。
しかし義務教育も受けていないデンジが、なぜ「永久機関」という言葉を知っていたのかは謎である。教育テレビを毎日見ているおかげだろうか……。