『チェンソーマン』少年漫画とは思えない…一度聞いたら頭から離れない!主人公・デンジのパワーワードの画像
『チェンソーマン』少年漫画とは思えない…一度聞いたら頭から離れない!主人公・デンジのパワーワードの画像

 藤本タツキ氏の漫画『チェンソーマン』のテレビアニメが2022年10月よりスタートすることが発表となった。

 現在「少年ジャンプ+」で第2部「学園編」が連載中だが、同作の見どころのひとつとして挙げられるのが、個性的過ぎるキャラクターたち。なかでも主人公のデンジはそれまでの少年漫画ではなかなか見られないような行動をとることも多く、パンチの効いたセリフも珍しくない。今回は、第2部では今のところ姿を見せていない主人公・デンジによる名言・迷言をいくつか振り返っていきたい。

※以下には、コミック『チェンソーマン』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、漫画をまだご覧になっていない方、意図せぬネタバレが気になる方はご注意ください。

■見下され続けてプッツンしたときに発した「夢バトル」

 自分を拾ってくれたマキマに惚れ、下心丸出しでデビルハンターになったデンジ。彼が悪魔と戦うのは自分の今の生活を維持するため、そしてあわよくばマキマと……という思いからで、つまりご立派な大義や信念はどこにもない。それは彼がずっと最低限の生活すら送れなかったせいでもあるのだが、そのことを知らない者にはふざけていると思われても仕方がない話だ。周りには「悪魔への復讐」「家族を守るため」という切実な行動原理を持っている者も多く、デンジは当然白い目で見られてしまう。

 あげく、先輩のアキから「お前以外全員本気なんだよ」と言われたデンジは、“俺のゴール”として“胸を揉むこと”を目標に掲げる。そのせいで悪魔にも「低俗な欲望」と馬鹿にされることに……。

 こうして敵にまで見下されたデンジは、「み~んな俺んヤル事見下しやがってよお……」とプッツン。続いて、「じゃあ夢バトルしようぜ!」と突拍子もない提案をし始めるのだ。「俺がテメーをぶっ殺したらよお~……! テメエの夢ェ! 胸揉む事以下な~!?」というルールらしいが、「夢バトル」という語感の時点でもう面白すぎる。作中屈指のパワーワードと言っても過言ではないだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4