1990年から1996年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された、井上雄彦氏の『SLAM DUNK(スラムダンク)』。赤髪の不良少年だった桜木花道が一人前のバスケットマンに成長していく様が描かれた物語で、令和となった現在も多くのファンの心をつかんで離さない名作です。待望の新作映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公開日が12月3日と発表され、あらためてコミックスを読み返したファンも多いことでしょう。
そこで今回は、古くからのファンになじみのあるジャンプコミックス版『スラムダンク』全31巻の中で「一番好きな表紙絵」をリサーチ。30代から40代の男女200名にアンケート調査を実施しました。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■試合デビューを果たした桜木花道のドアップ
第3位(得票率:8%)にランクインしたのは、コミックス第4巻の主人公・桜木花道のどアップが描かれた表紙絵。鋭い眼差しの花道がカッコよく、印象的なこのイラストを見て多くのファンがワクワクしたはず。
「湘北対陵南」の練習試合が描かれているこの巻には、花道が本格的な試合に初めて出場する大事なシーンがありました。ガチガチに緊張し、トラベリングなどのファウルを連発した初心者・桜木の姿が、今となっては初々しく感じられますね。
この第4巻の表紙が一番好きという人からは、「桜木花道のシュッとした目つきがとてもかっこいい」(32歳・女性)、「なにか考えている花道の雰囲気が魅力的」(46歳・女性)、「単純に渋くてカッコイイです。昔、この4巻の表紙と同じポスターを見つけたときに即買いして部屋に飾りました」(32歳・男性)などのコメントが寄せられています。
■ここから『SLAM DUNK』の歴史がはじまった
第2位(15%)に支持されたのは、『スラムダンク』の記念すべきコミックス第1巻の表紙絵。ヒロインである赤木晴子の「バスケットは…お好きですか?」のセリフから、桜木花道のバスケ人生がスタートしました。
バスケ部に入ったばかりで、まだユニフォームすらなかった花道ですが、表紙絵ではしっかり背番号「10」のユニフォームを着用。バスケットボールを持った凛々しい表情が描かれています。スラダン世代にとっては、もっとも見覚えのある印象的な表紙絵ではないでしょうか。
第1巻推しの人からは「桜木花道の物語が始まるという印象を受ける」(32歳・男性)、「とても見覚えがあって思い出深い」(39歳・男性)、「まだ素人バスケプレイヤーの桜木のこれからの成長を感じさせる絵でカッコいい」(36歳・女性)などのコメントがありました。