■アーニャの思わぬ活躍に心から喜ぶロイドの一言

 最後に紹介するのは、イーデン校に無事入学したアーニャに対するロイドのセリフ。任務遂行のため、どうしてもアーニャをイーデン校の特待生にしたいロイド。そのためには勉学などで活躍し、“星(ステラ)”と呼ばれる勲章を集めるのが近道だ。しかし勉強が苦手なアーニャは、優秀な成績でのステラ獲得は難しそうだった。

 そこで社会貢献によるステラ獲得を目指し、アーニャとロイドは病院でのボランティア活動に参加。しかし、そこでもアーニャは失敗続きで、看護師に帰るように言われてしまう。

 そんなときアーニャは心の声を聞き、誰かがプールで溺れていることに気づく。猛ダッシュで勢いよくプールに飛びこんだアーニャだが自分も溺れてしまい、遅れてやってきたロイドが二人を助け上げた。だが、この勇敢な人命救助の功が評価されて、アーニャは見事ステラを獲得する。

 助けた少年の家族がお礼に訪れ、ヨルはお手柄のアーニャに抱きついて喜ぶ。ロイドは予期しなかったステラ獲得に驚きつつも、「それよりもテロを未然に防いだときのような誇らしい気分だ」と心の中でつぶやいた。

 そしてアーニャの頭を撫でると、任務のことは関係なく「よくやったな」と心からの賛辞をアーニャに送る。これにアーニャも満面の笑みで「えっへん」と返したが、心を読めるアーニャにとって何よりうれしい言葉だったに違いない。


 序盤はスパイとして任務を優先するような思考が目立ったロイドだが、次第にアーニャやヨルに対して家族としての絆が芽生えつつあるのがうれしい。そんなロイドが時折見せる、本心から出た言葉にたまらなく魅了させられるのだ。

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