■武器は布!異次元の強さをもつ武闘家

 また生身で戦うロボアニメといえば、『ジャイアントロボ』と同じく今川泰宏監督が手がけた『機動武闘伝Gガンダム』の東方不敗ことマスター・アジアも欠かせない。

 従来のガンダムシリーズのような戦争色は弱く、ガンダムファイトという格闘技大会を戦う作風が特徴の同作。東方不敗は、主人公ドモン・カッシュの師匠であり、作中における前回大会の優勝者。また、シャッフル同盟と呼ばれる武闘集団の1人で、「キング・オブ・ハート」の称号を持っていた(作中ではドモンに継承している)。

 東方不敗の目的は、地球環境破壊の原因となっている人類を抹殺すること。それが原因で、ドモンと対立する。初登場時は、ドモンとともにデビルガンダム配下のデスアーミー軍団を生身で撃破。格闘や手ぬぐいのような布で楽勝する姿に、度肝を抜かれた視聴者は多いのではないだろうか。

 こちらも生身で戦うロボアニメキャラだが、衝撃のアルベルトと同じく『スパロボ』シリーズにも採用されており、『第2次スパロボG』に登場。『スパロボ』における記念すべき初めての生身ユニットとして参戦をはたした。ちなみに、生身ユニットとして出撃するシナリオで東方不敗は、命中率を100%にする精神コマンド「必中」を使用した味方のマップ兵器ですら回避する。ゲームシステムですら東方不敗を倒せない、とんでもない仕様になっていた。

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