『ワンピース』最終章前におさえておきたい「意味深な関係性」3選 “イワンコフとクロコダイル”“シャンクスと五老星”“ガープとロジャー”など、意外な組み合わせにも注目の画像
ジャンプコミックス『ONE PIECE』(集英社)56巻・書影より

 2022年7月22日で連載開始から25周年を迎える、尾田栄一郎氏による人気マンガ『ONEPIECE(ワンピース)』。現在休載中だが、7月25日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)での連載再開がすでに発表されており、物語はいよいよ最終章に突入する。

 この機会に過去のコミックスを読み返したり、新たに『ワンピース』を読んでみようと思った方も多いはず。そこで今回は『ワンピース』を読んでいく中で、新しいファンにも注目していただきたい、個人的に気になるキャラクター同士の関係性について紹介していこう。

 

※以下には、コミック『ワンピース』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、漫画およびアニメをまだご覧になっていない方、意図せぬネタバレが気になる方はご注意ください。

 

■イワンコフとクロコダイル

 インペルダウン編で登場した革命軍の幹部、エンポリオ・イワンコフ。ニューカマー拳法の使い手で、ホルホルの実の能力を持っている。インペルダウンの監獄に収監されていたが、エースの救出に来たルフィに協力し、脱獄した人物だ。

 そんなイワンコフだが、アラバスタ編でルフィたちと敵対した元王下七武海サー・クロコダイルとは、彼がルーキー時代から面識があった様子。540話でイワンコフは、クロコダイルを前にして「ヴァターシはコイツの“弱み”を一つ握ってる…」とルフィに明かした。

 そのイワンコフの言葉を聞いたクロコダイルは「貴様…!!!」と悔しそうな表情を浮かべていた。クロコダイルと言えば、元七武海であり、ルフィたちが相当苦戦した実力者だ。その彼が動揺するほどの弱みとはいったい何で、二人はどういう関係性なのか、すごく気になる。

■シャンクスと五老星

 世界政府加盟国の各王が参加する世界会議(レヴェリー)が描かれたマリージョア編の907話。その会議にも出席する世界政府の最高権力である“五老星”のメンバーが、一人の海賊と対面するシーンが存在する。

 その海賊とは、“四皇”の一角である赤髪のシャンクス。5名の男性老人で構成された五老星は、彼らのいる「権力の間」を訪れたフードをかぶったシャンクスを迎え入れ、人払いをしたうえで話を聞いていた。

 五老星は「今は『世界会議』――立場上、君は政治に関わるべきではないぞ」と言いながらも、「君だから時間を取った」とシャンクスを特別視しているような発言も。その対応にシャンクスも感謝の言葉を述べながら、「ある海賊について話が…」と神妙な面持ちで何かを告げるシーンが描かれている。

 ここから先、シャンクスが五老星と何を話したのかは、その後のワノ国編でも描かれていない。大切な世界会議中にもかかわらず、わざわざ五老星が時間を取るほどのシャンクスとの関係性が気になった人も多いのではないだろうか。

  1. 1
  2. 2