■セーラー戦士も麻布十番~六本木エリア在住
そんな麻布十番エリアには、セーラー戦士たちも暮らしており、うさぎほどの豪邸でなくともそれなりの自宅に暮らしている。セーラーマーキュリーこと水野亜美、セーラージュピターこと木野まことはうさぎと十番中学で同級生であり、越境入学をしていない限りは同じ学区内在住ということになる。
実際の麻布十番周辺地域の公立中学は六本木中学。学区に指定されているのは港区芝公園、麻布狸穴町、麻布永坂町、麻布台、六本木、東麻布、麻布十番、元麻布、南麻布で、各国大使館が立ち並び、高級飲食店も数多くある都内屈指のセレブエリアだ。ちなみに六本木中学出身の有名人には、セレブキャラで鳴らしたモデルのマリエ(35)や、メディアアーティストの落合陽一氏(34)がいる。
また、セーラーマーズこと火野レイは大物政治家の父を持ち、麻布氷川神社がモデルと考えられる「火川神社」が実家である。
レイは私立T.A女学院に通っているのだが、六本木と麻布十番の間にある超名門女子校・東洋英和女学院がモデルになっていると考えられる。同校は鳥居坂通りに面しており、その向かいには現在セーラームーンのイベントが開かれている六本木ミュージアムがある。
『美少女戦士セーラームーン』立ち上げ当時の担当編集者の小佐野文雄氏が、2018年に『東京カレンダー』のインタビューで語ったところによると、武内直子氏が連載開始当時に麻布十番在住だったことが、作品の舞台になった一番の理由だという。